一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ6ケ国周遊旅行30日目、ポルトガル11日目は、世界遺産「ギマランイス歴史地区」をくまなく観光しました。
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チェックアウト
朝ゆっくりホテルをチェックアウト。
荷物(キャリーケース)を預けて、前日に引続き徒歩で「ギマランイス歴史地区」の観光に出かけました。
世界遺産「ギマランイス歴史地区」
ギマランイス歴史地区(Guimarães Historic Centre)は、ポルトガルの北部に位置し、その美しい中世の建造物と石畳の通りが特徴的な歴史的な地域です。この地域は、ポルトガルの国家創成において重要な役割を果たした場所として知られており、ポルトガル独立の象徴として認識されています。
ギマランイス歴史地区には、中世の城壁、宮殿、教会、修道院、広場など、多くの歴史的建造物が点在しています。その中でも最も有名な建造物は、ギマランイス城(Castelo de Guimarães)であり、ポルトガル初代国王であるアフォンソ1世の出生地として知られています。
世界遺産登録
ギマランイス歴史地区は、2001年にUNESCOの世界遺産に登録され、その重要性と美しさが国際的に認められています。訪れる際には、ポルトガルの歴史や文化に触れながら、美しい景観を楽しむことができるでしょう。
トウラル広場
広場の中心には美しい噴水があり、周りには花々や樹木が植えられています。特に春や夏に訪れると、花々が咲き誇り、広場全体が色とりどりの花で彩られます。
サラドの記念碑
サラドの記念碑(Padrão do Salado)は、14世紀に建設され、当時のポルトガル国王が派遣したポルトガルの軍人と一緒に戦った勇敢な騎士たちを称えるために設立されました。
ノッサ セニョーラ ダ オリヴェイラ教会
まるでタイムトラベルをしたような体験でした。この美しい教会は、歴史と宗教の奥深さを感じさせてくれました。その壮大なアーキテクチャと装飾に圧倒され、内部に足を踏み入れると、神聖な雰囲気が漂っていました。
アルベルト・サンパイオ美術館
芸術と歴史の饗宴に浸る素晴らしい経験でした。この美術館は、その収蔵品の豊富さと多様性に驚かされました。美術の多くのジャンルや時代からの作品が展示されており、それぞれが独自の魅力を持っていました。
カルモ庭園
カルモ庭園(Jardim do Carmo)は、美しい自然と歴史的な要素が絶妙に組み合わさった場所で、訪れる価値がある庭園です。この庭園は、その美しい景観と静けさで知られており、観光客や地元の人々に癒しとリラックスを提供しています。
アフォンソ1世像
アフォンソ1世(Afonso I)は、ポルトガル王国の最初の国王で、ポルトガルの独立の父として知られています。
ブラガンサ公爵館
ブラガンサ公爵館の外観は印象的です。
建物はグィマランイスの歴史的中心部に位置し、美しい公園と緑地に囲まれています。長方形の中庭を中心に配置され、礼拝堂があります。
外観はシンプルで、グラナイトと石積みのブロックからなり、さまざまなスタイルの窓が特徴です。四つの塔が建物を取り囲み、内部庭園からはバルコニーが見えます。ブラガンサ公爵館の外観は、その歴史的価値と美しさが際立っています。
ブラガンサ公爵館の内部は質素で印象的です。シンプルなグラナイトの壁と木製の天井、床が特徴です。1階には受付エリア、収納スペース、大広間、およびサイトのディレクターのオフィスがあり、ユニークなグラナイトの階段もあります。
中間階には博物館スペースがあり、塔とロックの暖炉があるホールが含まれています。最上階には大統領専用のベッドルーム、バスルーム、および礼拝堂があります。礼拝堂は木製の天井と美しい木製のベンチが特徴で、バルコニーもあります。
ギマランイス城
城は美しく保存され、壮大な石造りの外観は迫力がありました。歴史的な価値を感じながら、城内を歩くと、質素な内部が広がります。石の壁や木製の床が、中世の雰囲気を醸し出しており、時間を忘れて探索しました。
サント・アントニオ修道院
カプチン修道会のサント・アントニオ修道院(Convento de Santo António dos Capuchos)は、美しい自然環境に囲まれています。修道院の建物自体は質素で、内部には簡素な礼拝堂や修道士たちの居住スペースがあります。
カルモの聖母教会(ノッサ セニョーラ ド カルモ教会)
「カルモの聖母教会(ノッサ セニョーラ ド カルモ教会)」は、バロック様式の建築物で、美しい装飾が施された教会内部が特徴です。教会の建設は17世紀に始まり、18世紀に完成しました。内部には高い天井、彫刻、壁画、美しいステンドグラスがあり、訪れる人々に美しい芸術と宗教的な雰囲気を提供しています。
女伯爵ムマドナ・ディアス像と司法裁判所
カルモの聖母教会の近くに、女伯爵ムマドナ・ディアス像と司法裁判所はあります。
城壁
司法裁判所から南に、城壁(Muralha de Guimarães)が伸びています。
サンチアゴ広場
ギマランイスで一番賑やかな広場です。
ホテル・ダ・オリヴェイラ
ホテル・ダ・オリヴェイラのレストラン「フール」でランチ。ここはかつてポサーダでした。
「ホテル・ダ・オリヴェイラ」でのランチは素晴らしい体験でした。特に、タコのグリルは印象的でした。この料理は、地元の新鮮なタコを絶妙に調理したもので、その味わいには驚かされました。
最初に目に入ってくるのは、美しいプレゼンテーション。タコの薄切りが、色とりどりの新鮮な野菜と一緒に盛り付けられていました。見た目からして食欲をそそられる一皿でした。
一口食べてみると、タコは驚くほど柔らかく、ジューシーでした。グリルによって生じた軽い焼き香と、新鮮な野菜との組み合わせが素晴らしいバランスを提供していました。また、地中海風の調味料が、料理に深みと風味を加えていました。
このタコのグリルは、地元の食材を最大限に活かした料理で、地中海料理の美味しさを堪能できる一皿でした。美しい景色と共に、ここでの食事は思い出深いものとなりました。
デザートにパンナコッタを頂きました。
ミゼリコールディア教会
ミゼリコールディア教会は、美しいギマランイスの歴史的な教会で、その建物と内部には深い宗教的な雰囲気が漂っています。教会の外観は印象的で、特にバロック様式のファサードが目を引きます。教会の前には静かな広場があり、静謐な雰囲気が心を落ち着かせてくれます。
トウラル広場に戻ってきました。
ポサーダ モステロ デ ギマランイス宿泊
ホテルに戻り荷物をピックアップしてタクシーで、ポサーダ モステロ デ ギマランイスへ。今夜は1泊ですが憧れのポサーダに宿泊です。
関連記事:ポサーダ モステロ デ ギマランイス宿泊記 世界遺産の修道院に泊まるシングルルーム。窓の感じが中世風です。
館内を散策。ここはかつて中世の修道院でした。
プールからはギマランイスの町が一望できます。
夕食はポサーダのメインダイニングで。いつもはドナーケバブばかり食べてましたが、今回の旅行で初めてレストランで食事をします。
宿泊とセットになっていたディナーのメニュー。
サーモンの前菜。黒豚(イベリコ豚)のシチュー。肉がかなりやわらかいです。
デザートはバイキング形式で食べ放題です。
デザートと一緒にカプチーノ。ビッカ以外のコーヒーは久しぶりかな。
前日のドミトリーから一転、超贅沢なポサーダでの宿泊です。
初稿:2017/08/02