ヨーロッパ世界遺産巡りも81日目を迎え、いよいよ旅の新たな章、ルーマニアでの冒険が始まります。この日はイスタンブールからトランシルヴァニア地方の中心都市、クルジュ=ナポカへの移動、そして到着後の市内観光をたっぷりと楽しみました。
▼ヨーロッパ世界遺産旅行の全記録はこちら
ヨーロッパ世界遺産旅行のまとめ
クルジュ=ナポカってどんな街?ルーマニア第2の都市の魅力
クルジュ=ナポカは、ルーマニア北西部のトランシルヴァニア地方に位置する、国内第2の規模を誇る主要都市です。経済、文化、教育の中心地として栄え、特に若者が多く集まる活気ある街としても知られています。
観光においては、中世の面影を残す歴史的建造物と、周辺に広がる豊かな自然が大きな魅力です。かつて要塞として栄えた歴史を持つこの街は、美しい教会や趣のある旧市街が点在し、歴史好きにはたまらないでしょう。また、バベシュ・ボリャイ大学など多くの著名な大学が集まる学術都市でもあります。
交通アクセスも良好で、ルーマニア国内外からの訪問も容易。地元の美味しい料理を提供するレストランやカフェ、ショッピングエリアも充実しており、初めてのルーマニア旅行の拠点としても大変おすすめです。
旅の始まりはイスタンブールから:アタテュルク空港のラウンジ体験
この日は早朝にイスタンブール・アタテュルク空港に到着しました。次のフライトまで乗り継ぎ時間があったため、まずはターキッシュ エアラインズの到着ラウンジへ。長時間のフライトの疲れを癒やし、リフレッシュできる貴重な時間です。
AtlasGlobalでクルジュ=ナポカへ:記念すべき初フライトに搭乗!
イスタンブールからクルジュ=ナポカへ向かうフライトは、スターアライアンスではないAtlasGlobal(アトラスグローバル)を利用しました。そのため、ターキッシュ エアラインズのラウンジは利用できませんでしたが、プライオリティ・パスが使えるラウンジで快適に過ごすことができました。
搭乗したフライトは、なんとAtlasGlobalのクルジュ=ナポカ行き記念すべき初便だったようです!機内では記念搭乗券をいただき、クルジュ=ナポカ空港では歓迎のセレモニーまで開かれており、思いがけないサプライズに旅の始まりから胸が高鳴りました。
空港からはバスで宿へ。チェックインを済ませた後、早速クルジュ=ナポカ市内の観光へと繰り出します。
クルジュ=ナポカ旧市街をぶらり散策:歴史を刻む建物たち
クルジュ=ナポカの旧市街は、歴史的な建造物が数多く残り、歩くだけでもその趣を感じられるエリアです。ゆっくりと時間をかけて街並みを散策しました。
聖ミカエル教会(Biserica Sfântul Mihail)
ウニリイ広場の中心にそびえ立つ聖ミカエル教会は、まさにクルジュ=ナポカの象徴とも言える存在です。14世紀にドイツ人によって建てられたという歴史を持ち、荘厳なゴシック様式でその雄大さを誇ります。
教会の内部は、少し薄暗く、時間の経過を感じさせる色合いが歴史の重みを物語っています。豪華な装飾の中には、美しい聖ミカエル像や天使像が飾られており、見応えがあります。
マーチャーシュ1世像(マティアス・コルビン王像)
同じくウニリイ広場の中央には、マーチャーシュ1世のブロンズ騎馬像が堂々と立っています。15世紀にハンガリーの英雄、マティアス・コルビン王を称えて建てられたこの像は、高さ約5メートルにも及び、従者を引き連れたその威風堂々とした姿は圧巻です。
ルーマニア周遊の起点に最適!のんびりとした東欧の魅力を感じる街
クルジュ=ナポカは、古くからの建物が多く残り、どこか懐かしい雰囲気を感じさせる街です。旧共産圏の東欧らしい素朴さが魅力であり、慌ただしい日常を忘れさせてくれるような、のんびりとした時間が流れています。
特に観光したい名所が目白押しというわけではありませんが、ルーマニア各地へのアクセスが良いことから、今回のルーマニア一周旅行の起点として選びました。歴史と文化、そして穏やかな雰囲気を味わえるクルジュ=ナポカは、きっと訪れる人々にとって魅力的な目的地となるでしょう。
翌日には、さらなるルーマニアの魅力を求めて、北部マラムレシュ地方の中心都市、バヤ・マーレへと向かいます。次の目的地での出会いも楽しみです!