一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ6ケ国周遊旅行22日目、ポルトガル3日目は、リスボンから日帰りで、世界遺産「シントラの文化的景観」を見に行ってきました。
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リスボン
ホテルからロシオ駅までかるく散策。
ロシオ広場周辺を撮影。
この後、リスボンから世界遺産「シントラの文化的景観」へ向かいます。
世界遺産「シントラの文化的景観」とは
「シントラの文化的景観」(Cultural Landscape of Sintra)は、ポルトガルのシントラ(Sintra)地域にある文化遺産で、2001年にユネスコの世界遺産に登録されました。この地域は自然美と建築美が絶妙に融合した独特の文化的景観を提供しており、以下のような要素から成り立っています。
- 自然の美:シントラは美しい山岳地帯に位置し、豊かな植生、美しい庭園、滝、そして多くの自然の景観が広がっています。特に有名なのは、シントラ山脈にあるシントラ山(Monte da Lua)で、この山の上にはシントラ国立宮殿(Palácio Nacional de Sintra)があります。
- 歴史的建築物:シントラには多くの歴史的な建築物と宮殿が点在しています。最も有名なのはペーナ宮殿(Palácio Nacional da Pena)で、その鮮やかな色彩と独特のデザインで知られています。また、モーリッシュ城(Castelo dos Mouros)やシントラ国立宮殿も印象的な建造物です。
- 庭園と公園:シントラ地域には美しい庭園や公園が多くあり、それらが自然環境と調和しています。有名な庭園にはシントラ国立宮殿の庭園やモンセラージュ宮殿の庭園が含まれます。
シントラの文化的景観は、自然と文化が調和した美しい場所として知られ、観光名所として訪れる人々に魅力を提供しています。その美しさと歴史的な価値は、世界遺産として認識されています。シントラを訪れる際には、その素晴らしい景観や建築物を楽しむことができるでしょう。
一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ6ケ国周遊旅行で訪問した全世界遺産を以下の記事で一覧表にまとめています。
世界遺産「シントラの文化的景観」の行き方
「シントラの文化的景観」を訪れる際の行き方について説明します。シントラはポルトガルの観光名所で、首都リスボンからアクセスが便利です。以下は、シントラへの行き方の一般的な方法です。
リスボンからのアクセス:
シントラはリスボンから車で約30分から40分の距離にあります。リスボン市内から車で西に向かい、シントラへと向かう道路にアクセスできます。
公共交通機関を利用する場合:
リスボンから電車でシントラへ行くこともできます。リスボンのロッサ駅(Lisboa Rossio)からシントラ行きの電車が定期的に運行されています。所要時間はおおよそ40分程度です。
観光バスツアー:
リスボンからシントラへの観光バスツアーも提供されています。これらのツアーは、シントラの主要な観光スポットを巡るのに便利で、ガイド付きツアーも利用できます。
自転車または徒歩:
シントラの中心部は小さな町で、観光名所は比較的近くに点在しています。自転車を借りて町を探索したり、徒歩で散策したりすることもできます。
電車でシントラへ
ロシオ駅からCP(ポルトガル国鉄)の近郊線でシントラへ向かいます。
電車は混雑していません。
バスでペーナ宮殿へ
シントラ駅に到着後、バスでペーナ宮殿へ向かいます。
ペーナ宮殿
ペーナ宮殿(Palácio Nacional da Pena)は、ポルトガルのシントラに位置する美しい宮殿で、19世紀のロマンティック様式で建設された国内でも有名な観光名所です。鮮やかな色彩と独特の建築スタイルが特徴で、シントラの山々に囲まれた場所にあり、周囲の自然環境と調和した美しい景観を提供しています。
ペーナ宮殿を訪れた瞬間、まるで童話の世界に入り込んだような感覚がしました。色とりどりの壮麗な建物が美しい自然と調和し、その景観は驚くほど魅力的でした。歴史的な宮殿内部も見応えがあり、ポルトガルの過去に触れる機会となりました。ペーナ宮殿はまさに夢のような場所で、訪れる価値があると感じました。
ペーナ宮殿は想像以上にカラフルな宮殿でした。
ペーナ宮殿から徒歩でムーア人の城塞へ。
ムーア人の城塞
ペーナ宮殿からムーア人の城塞への散策は、時間を超えた冒険のようでした。宮殿の美しさから出発し、歴史的な小道を歩いていくと、迷宮のような道が広がり、ムーア人の城塞への道のりは魅力的でした。途中、美しい景色に息をのみ、歴史の足跡を感じながら進みました。
城塞に到着すると、その壮大さに圧倒されました。城壁の上からの景色は壮観で、過去の時代の重要性を思い起こさせてくれました。城塞内部は歴史的な展示物や情報が豊富にあり、ムーア人の遺産に触れる機会となりました。
この散策は、歴史と自然の調和を感じ、ペーナ宮殿とムーア人の城塞の素晴らしさを満喫できる素晴らしい冒険でした。
ムーア人の城塞から、バスでシントラ旧市街へ。
シントラ旧市街
シントラ旧市街(Sintra Old Town)は、ポルトガルのシントラにある歴史的な中心部で、美しい建物、石畳の通り、伝統的なショップ、カフェが魅力です。観光名所の一つで、独自の雰囲気を楽しめます。
シントラ宮殿
旧市街にはいくつかの歴史的な建造物もあり、中でもシントラ国立宮殿(Palácio Nacional de Sintra)は有名です。この宮殿は特徴的な白と黄色の塔が印象的で、見逃せない観光スポットです。
パダリアス通り
パダリアス通り(Padarias Street)は、ポルトガルのシントラ旧市街にある魅力的な通りの一つです。この通りは石畳の舗装がされ、美しい建物や伝統的なショップ、カフェが立ち並んでいます。
観光客にとっても地元住民にとっても人気があり、シントラの歴史的な魅力を存分に楽しむことができる場所の一つです。
シントラの旧市街から一旦駅に戻り、バスでロカ岬へ。
ロカ岬
ロカ岬(Cabo da Roca)は、ポルトガルの大西洋岸にあり、ポルトガル本土の最西端に位置し、ユーラシア大陸の最西端でもあります。その地理的な位置から、ロカ岬は「ユーラシアの果て」とも称されることがあります。
ロカ岬(Cabo da Roca)は、神秘的で風光明媚な場所でした。この美しい場所を訪れた体験は、まさに忘れられないものでした。
最初に感じたのは、強風と大西洋の荒々しい波。ここは大西洋という自然の力強さが感じられる場所で、その迫力に圧倒されました。風が強かったため、時折波しぶきが私たちにかかり、まるで大自然の力を直に感じているようでした。
一番印象的だったのは、ロカ岬の岩の断崖絶壁です。高い断崖から広がる景色は、絶えず変わり続ける大西洋の美しさを見せてくれました。特に夕日が沈む時間には、岬から眺める夕焼けが壮観で、美しい色彩が空を飾りました。
この後、ロカ岬からバスでカスカイスへ。
カスカイス
太陽が降り注ぐ青い空、広がる大西洋の波音、そして美しいビーチが広がるカスカイスは、まさに夢のような場所でした。この魅力的な海岸の町を訪れて、心温まる経験をしました。
最初に目に入ったのは、美しいカスカイスビーチの白い砂浜と、遠くに広がる青い海。砂浜には日光浴を楽しむ人々が広がり、大西洋の波に押し寄せられる潮風が心地よかったです。波の音を聞きながら、リラックスした時間を過ごすことができました。
カスカイスの町自体も美しく、歴史的な建造物や美しい広場が点在しています。カフェで新鮮な海の幸を楽しんだり、ショッピングを楽しんだりすることができました。特に、カスカイスの市庁舎の美しい建築と歴史に触れることができたのは素晴らしい経験でした。
カスカイスは、リスボンからの日帰り旅行やリスボン滞在中の観光の一環として訪れることができる魅力的な場所であり、観光客に多くのアクティビティと美しい景色を提供しています。
帰り
カスカイスからCPの近郊線でリスボンに向かいます。
電車はすいていました。
到着のカイス ド ソドレ駅からホテルまでのんびり散策。夕食
夕食は前の晩にも行った「Dom Joao I」へ。
タコのリゾットを頂きました。
普通に美味しいです。
初稿:2017/07/10