【世界遺産】グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン(スペイン)

2018年7月27日金曜日

スペイン ヨーロッパ6ケ国周遊旅行記 世界遺産

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世界遺産「グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン」
写真提供 Takashi Images

世界遺産の宝庫スペインに綺羅星のごとく多くある世界遺産のなかで、最も人気がある世界遺産が「グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン」です。個人旅行・一人旅の視点で、世界遺産「グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン」を解説します。

世界遺産「グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン」とは

「グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン」は、スペインのアンダルシア地方の都市グラナダに位置する世界遺産です。この遺産は、3つの異なるエリアで構成されています。

  1. アルハンブラ宮殿:アルハンブラ宮殿は、イスラム王国のナスル朝時代に建設された美しい宮殿と要塞の複合体です。アラブ-イスラム美術の精巧な装飾や美しい庭園、瀟洒な彫刻が特徴的です。
  2. ヘネラリーフェ:ナスル朝時代の夏の別荘として使用されました。アルハンブラ宮殿の北、太陽の丘に位置し、美しい庭園や建物が特徴です。
  3. アルバイシン:アルバイシンは、アルハンブラの丘の麓に広がるアラブ地区で、石畳の通りや白い家々が広がります。モスク跡や風情ある風景が訪れる人々を魅了しています。

アルハンブラ宮殿

アルハンブラ宮殿
写真提供 Takashi Images

アルハンブラ宮殿(Alhambra Palace)は、スペインのアンダルシア地方にあるグラナダ市に位置する世界遺産です。アルハンブラ宮殿は、イスラム王国のナスル朝時代に建設された美しい宮殿と要塞の複合体で、その歴史と美しさから世界的な観光名所となっています。

アルハンブラ宮殿は、13世紀から14世紀にかけてナスル朝のスルタンたちによって建設されました。宮殿はイスラム建築の最高傑作の一つとされており、アラブ-イスラム美術の精巧な装飾や美しい庭園、噴水、瀟洒な彫刻が特徴的です。

宮殿の内部には壁画やモザイク、美しい天井装飾が施された部屋があり、独特のアラブの彫刻やアラベスク模様が見事に表現されています。特に有名な場所には、「ナスリン宮殿」や「ジェネラリーフェ宮殿」、「コンスタンティンの塔」などがあります。

ヘネラリーフェ

ヘネラリーフェ
写真提供 Takashi Images

ヘネラリフェ(スペイン語: Generalife)は、スペインのグラナダにあるイスラム建築です。ムハンマド3世の時代に建設され、ナスル朝時代の夏の別荘として使用されました。アルハンブラ宮殿の北、太陽の丘に位置し、美しい庭園や建物が特徴です。

アセキアの中庭は、細長い池を囲むように花壇、噴水、柱廊が配置されており、アンダルシア地方のイスラム建築の中でも保存状態が良い部分の1つです。1931年から始まった補修作業により、ヘネラリフェは復元され、1951年に作業が完了しました。ヘネラリフェとアルハンブラ宮殿は、かつては峡谷をまたぐ歩道で結ばれていたと考えられています。

アルバイシン

アルバイシン
写真提供 Takashi Images

アルバイシン(スペイン語: Albaicín)は、スペインのグラナダにある歴史的な地区であり、アルハンブラ宮殿の丘の斜面に広がるエリアです。アラブ時代の影響を色濃く受けたエリアであり、狭い坂道や迷路のような小道、白い家々などが特徴です。アルバイシン地区は、グラナダの中でも古い時代の趣を残しており、アルハンブラ宮殿とともにユネスコの世界遺産に登録されています。観光名所としても知られ、美しい景観や歴史的な雰囲気を楽しむことができます。

「グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン」

「グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン」は、その歴史的・文化的価値と美しい建築、庭園などが高く評価され、1984年にユネスコの世界遺産に登録されました。世界中から多くの観光客や歴史愛好家が訪れ、スペインの重要な観光名所として広く知られています。

予約・見学

世界遺産「アルハンブラ宮殿」を、見学するためには予約が必要です。公式サイトから予約しましょう。

希望の入場時間帯を確保するためには、1週間以上前に予約することが望ましいです。

世界遺産「アルハンブラ宮殿」を訪問した旅行記は次の記事です。

ギャラリー

Palacio de Nasridas / Nasrid Palaces / ナスル朝宮殿

見学の順路は、メスアール宮→コマレス宮(大使の間)→アラヤネスの中庭→ライオン宮(ライオンの中庭)→アベンセラッヘスの間→諸王の間→二姉妹の間→リンダラハのバルコニー→果実の間(カルロス5世の部屋)→リンダラハの中庭となります。

Mexuar / The Mexuar / メスアール宮

メスアール宮

メスアール宮の入り口

メスアールの間

メスアールの間

Palacio de Comares / Comares Palace / コマレス宮

コマレス宮のファサード

コマレス宮のファサード

Patio de los Arrayanes / Court of the Myrtles / アラヤネスの中庭

アラヤネスの中庭

アラヤネスの中庭は、アルハンブラ宮殿でもっとも有名な場所です。

Palacio Real / Palace of the Lions / ライオン宮

ライオン宮

Patio de los Leones / Court of the Lions / ライオンの中庭

Sala de los Abencerrajes / Hall of the Abencerrages / アベンセラッヘスの間

アベンセラッヘスの間

アベンセラッヘスの間の天井は、アルハンブラ宮殿で一番有名な装飾です。

Sala de Dos Hermanas / Hall of the Two Sisters / 二姉妹の間

二姉妹の間

二姉妹の間の天井は、精緻な彫刻で埋め尽くされています。

Mirador de Daraxa / Mirador de Daraxa / リンダラハのバルコニー

リンダラハのバルコニー

リンダラハのバルコニーを訪れたときの感想は、まるで夢の中に迷い込んだかのようでした。アヒメッセスの間を通って入ると、そこに広がる景色はまるで絵画のように美しく、心が奪われるような素晴らしい光景でした。

バルコニーのアーチに刻まれた詩や文字装飾が、歴史と美の融合を感じさせました。鍾乳石の飾りが施されたアーチやタイルの床は、手入れされた美しさと共に、長い年月を経た歴史を物語っているようでした。

中庭に面した窓から見える景色は、豊かな緑と美しい庭園が広がり、心を癒してくれるようでした。特に、神とムハンマド5世への賞賛が刻まれたアーチは、神秘的な雰囲気を漂わせていました。

Jardines de Daraxa / Daraxa's Garden / リンダラハの庭園

リンダラハの庭園

リンダラハの庭園は、まるで夢のような美しいオアシスのようでした。オレンジの庭園とも呼ばれるこの場所は、ナスル朝宮殿と城壁の間に造られた庭園で、歴史の息吹を感じることができました。

庭園に足を踏み入れると、スギやアカシア、オレンジ、ツゲなどの木々が風に揺れ、心地よい香りが漂っていました。そして目を引くのは、中央にある美しい大理石の噴水でした。噴水の縁には詩が刻まれ、その美しさにただただ見惚れてしまいました。

庭園の南側には、謎めいた地下室があります。そこには秘密の間が隠されていて、特別な円蓋による音響効果が使われていました。二人が小さな声で話すことで、驚くほど遠くにいるように感じながらもコミュニケーションが取れるのです。まるで魔法のような不思議な体験ができました。

庭園の美しさと神秘性に包まれながら、歴史の重みを感じることができました。静寂と美が共鳴するこの場所は、心に深い感動を与えてくれる特別な場所でした。リンダラハの庭園は、まるで物語の中に迷い込んだかのような、素晴らしい旅の思い出となりました。

Patio de la Reja / Patio of the Wrought Iron Grille / 鉄格子の中庭

鉄格子の中庭

El Palacio del Partal / Partal Palace / パルタル宮殿

ナスル朝宮殿(メスアール宮・コマレス宮・ライオン宮)見学の後、パルタル宮殿へ向かいます。

Torre de las Damas / Ladies Tower / 貴婦人の塔

貴婦人の塔

貴婦人の塔は、パルタル宮殿のあるパルタル庭園で最も印象的な風景です。

Alcazaba / Alcazaba / アルカサバ

アルカサバは、アルハンブラ宮殿の一部であり、要塞として機能していた建造物です。アルカサバからはアルハンブラ宮殿全体やグラナダ市街を一望することができ、景観を楽しむ場所として訪れる人々を魅了しています。

アカサバ

Torre de la Vela / Watch Tower / ベラの塔

ベラの塔

アルハンブラ宮殿内のアルカサバにそびえる「ベラの塔」は、まるで空中に浮かぶ幻想的な展望台です。その頂上からは、アルハンブラ宮殿の美しさや周囲の風景が一望できます。昔は城内外に鐘の音を響かせ、遥か遠くに情報を届ける役割も果たしたこの塔から、歴史と風情が融合した素晴らしい景色を楽しんでみてください。

Palacio de Carlos V / Charles V Palace / カルロス5世宮殿

カルロス5世宮殿

カルロス5世宮殿のファサード

カルロス5世宮殿の中庭

カルロス5世宮殿の中庭は、まるで時を超えた美のオアシスです。石畳の広場が壮大なアーチで囲まれ、その中央には荘厳な円柱がそびえ立ちます。宮殿の静謐な雰囲気が漂う中、美しいアンダルシアの光が降り注ぎ、歴史の息吹を感じさせてくれます。ここは優雅さと歴史の融合が見事に成された、感動的な空間です。

Iglesia de Santa Maria de la Alhambra / Church of Santa Maria de la Alhambra / サンタ・マリア教会

サンタ・マリア教会

El Generalife / The Generalife / ヘネラリーフェ

アルハンブラ宮殿からヘネラリーフェ離宮への行き方は、歩行者専用の道路を通って行くことができます。

Patio de la Acequia / Water Garden Courtyard / アセキアの中庭

ヘネラリフェ

アセキアの中庭(Patio de la Acequia)は、ヘネラリーフェ離宮(Generalife)にある特別な庭園エリアです。この庭園は美しい池や花壇、噴水、柱廊などで構成されており、アルハンブラ宮殿の美しい景観の一部となっています。

アセキアの中庭の特徴は、細長い池(アセキア)を中心に配置された美しいデザインです。アセキアとは、水路や灌漑用水路のことで、この中庭の中央に流れる水路がその名前の由来です。水路の周りには花壇が設けられ、美しい植物や噴水が配置されています。また、池を囲むように柱廊も設けられており、伝統的なイスラム建築の要素が見られます。

Albaicín / Albaicin / アルバイシン

アルバイシンは、スペイン・グラナダにある歴史的な地区で、狭い坂道や細い通り、白い家々が特徴です。アルハンブラ宮殿の向かい側に位置し、アラブの影響が色濃く残る地域で、アラブ時代の雰囲気が漂います。美しい景色を楽しめる観光地であり、歴史的な建物や風景が魅力です。

写真提供 Takashi Images

アルバイシンの「アラブ街」は、狭い坂道や迷路のような細い通り、白い家々が特徴で、アラブ時代の雰囲気を保っています。お土産物屋が多く、ショッピング散策できる観光地です。

写真提供 Takashi Images

旧市街に広がる「白壁」のキレイな街並み

参考書籍・資料

解説にあたっては、以下の書籍を参考にしています。リンク先は各書籍・資料のアマゾンの販売ぺージになっています。

掲載している写真は、シャッターストックで販売しています。

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