一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ6ケ国周遊旅行44日目、スペイン12日目は、マドリードから日帰りで、世界遺産「アランフエスの文化的景観」を観光しました。その後、マドリードで別の世界遺産「「パセオ・デル・プラドとブエン・レティーロ、芸術と科学の景観」を巡りました。
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世界遺産「アランフエスの文化的景観」とは
「アランフエスの文化的景観」は、スペインのマドリード南部に位置する都市アランフエスの歴史的な景観を指します。この世界遺産は、美しい庭園、宮殿、建築物が調和して形成されたエリアで、スペイン王室の夏の離宮地として知られています。
アランフエスは、16世紀にフェリペ2世によって建設され、以後スペイン王室の夏の居所として重要な役割を果たしてきました。アランフエスの王宮は、バロック様式の美しい建築物であり、内部には豪華な装飾や美術品が展示されています。
また、アランフエスの庭園は特に素晴らしく、これらの庭園は美しい植物、噴水、彫刻などが配置され、都市の周囲に緑豊かな環境を創り出しています。
アランフエスの文化的景観は、スペインの王室の歴史や美的感覚を反映した場所として、観光客に人気があります。この地域は、宮殿や庭園、歴史的な建造物が調和して存在し、スペインの歴史や文化に触れることができる魅力的な場所となっています。
世界遺産「パセオ・デル・プラドとブエン・レティーロ、芸術と科学の景観」とは
「パセオ・デル・プラドとブエン・レティーロ、芸術と科学の景観」は、スペインの首都マドリードにある世界遺産です。18世紀に作られたプラド通りと、17世紀に作られたブエン・レティーロ公園、そしてそれらを囲む建物群で構成されています。
プラド通りは、ヨーロッパで初めて作られた並木道です。両側には、スペイン王室の所有する邸宅や博物館が並びます。また、ブエン・レティーロ公園は、120ヘクタールの広大な公園で、多くの彫像や噴水が設置されています。
この世界遺産は、18世紀の啓蒙主義時代に作られたもので、芸術と科学を融合させたものです。プラド通りとブエン・レティーロ公園は、市民に芸術と科学を学ぶ機会を提供し、啓蒙思想を広める役割を果たしました。
この世界遺産は、スペインの歴史と文化を代表するものです。また、18世紀の啓蒙主義時代の都市計画の優秀な例として、世界中から注目されています。
一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ6ケ国周遊旅行で訪問した全世界遺産を以下の記事で一覧表にまとめています。
世界遺産「アランフエスの文化的景観」の行き方
マドリードから、近郊通勤線のセルカニアス マドリードの電車で、アランフエス駅まで行きます。
アランフエス駅からアランフエスの王宮までは、徒歩で15分の距離です。
世界遺産「アランフエスの文化的景観」観光
アランフエスの王宮
その美しさと壮大さに圧倒されました。まず、王宮のバロック様式の外観は、歴史的な重要性を感じさせると同時に、その美しいデザインが目を引きます。王宮の前には広大な広場が広がり、その一角に建つ王宮が存在感を放っています。
プリンシペス庭園
プリンシペス庭園は、美しい自然と精巧な造園が調和した素晴らしい場所でした。
まず、庭園に足を踏み入れると、広大な敷地に広がる様々な植物や花々が目に飛び込んできました。季節によって異なる花が咲き誇り、その美しさに心が躍りました。特に、色鮮やかな花々が咲き誇るエリアは、まるで絵画のような風景でした。
庭園内には小道や遊歩道があり、歩きながら美しい景色を楽しむことができました。静かな環境の中で歩くことで、日常の喧騒から離れてリラックスできる空間でした。また、噴水や池が配置されており、水の音やさざ波が心地よいアンビエンスを演出していました。
プリンシペス庭園には、歴史的な要素も感じられました。歴史的建造物や古い植物も配置されており、過去と現在が交錯する空間として魅力的でした。また、庭園内にはベンチや休憩スポットもあり、訪れる人々がゆっくりと時間を過ごすことができる工夫がされていました。
アランフエスのプリンシペス庭園は、自然の美しさと歴史の息吹が感じられる、心地良い場所でした。静寂な環境で美しい風景を楽しむことができ、自然愛や美の魅力を満喫できる素晴らしい庭園だと感じました。
ファルーアス・レアレス博物館(ムセオ・デ・ファルーアス・レアレス)
Museo de Falúas Reales(ムセオ・デ・ファルーアス・レアレス)は、スペインのアランフエスにある博物館です。ここでは、王室のために作られた美しい船「ファルーア(falúa)」の展示を通じて、スペインの王室の歴史と航海の要素を紹介しています。これらの船は、かつてアランフエス王宮の王室用地で使用されていたもので、美しいデザインや贅沢な装飾が特徴です。
訪れる人々は、ファルーアス・レアレス博物館で、スペインの王室の一端を垣間見ることができます。展示されている船は、18世紀から19世紀にかけてのスタイルやデザインを反映しており、その時代の王室の優雅さや贅沢さを伝えています。また、これらの船の歴史や使用方法についても学ぶことができます。
Museo de Falúas Realesは、歴史と航海の要素が組み合わさった興味深い場所であり、アランフエスを訪れる際には王室の一端を感じることのできる場所として訪れる価値があります。
世界遺産「パセオ・デル・プラドとブエン・レティーロ、芸術と科学の景観」観光
ソフィア王妃芸術センター
ソフィア王妃芸術センター周辺は、世界遺産に登録されています。
歴史的建造物にモダンなエレベータが融合したソフィア王妃芸術センターのファサードがとても気に入りました。
ソフィア王妃芸術センターは、現代アートの名品が多く展示されています。
初稿:2018/02/22