一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ6ケ国周遊旅行41日目、スペイン9日目は、ブルゴスから公式ガイドツアーで世界遺産「アタプエルカの考古遺跡」を観光しました。
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世界遺産「アタプエルカの考古遺跡」とは
「アタプエルカの考古遺跡」は、スペインに位置する世界遺産で、人類の進化や古代の生活様式を研究する上で重要な遺跡です。この遺跡は、マドリードから北へ約50キロメートルに位置するアタプエルカ村周辺に広がっています。
アタプエルカの遺跡は、旧石器時代の中期にあたる約40万年前の遺物が発見された場所で、古代の人々の生活や文化、狩猟などの活動を窺い知ることができる貴重な遺跡とされています。ここでは人骨や石器、動物の遺骸などが見つかり、人類の進化に関する重要な知見を提供しています。
一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ6ケ国周遊旅行で訪問した全世界遺産を以下の記事で一覧表にまとめています。
世界遺産「アタプエルカの考古遺跡」の行き方
世界遺産「アタプエルカの考古遺跡」は、ブルゴスにある人類進化博物館(MEH:Museo de la Evolución Humana)が主催する公式ガイドツアーで見学します。スペイン語と英語のツアーがあるので、好きな方を選びましょう。
人類進化博物館から世界遺産「アタプエルカの考古遺跡」までは、博物館のバスで行きます。
公式ガイドツアー
バスは、「考古学実験センター(CAREX:Centro de Arqueología Experimental)」に到着します。
ここからガイドが付いてツアーが開始になります。
館内の展示を見ながら、世界遺産「アタプエルカの考古遺跡」について説明を受けます。
その後、遺跡アクセスセンターからバスで、遺跡まで行きます。
遺跡発掘現場見学
世界遺産「アタプエルカの考古遺跡」は現在も発掘調査が続いています。
ガイドに従って、いくつかある発掘ピットを見て回ります。
遺跡の発掘現場を見学した後ガイドツアーは終了、考古学実験センター(CAREX)へ戻ります。
考古学実験センター(CAREX)
ブルゴスへ戻るバスの時間まで、考古学実験センター(CAREX)の館内展示や屋外展示を見学します。
このセンターは、先史時代の人々の生活や技術を再現し、実際に試すことで、過去の文化や生活様式を理解しようとする試みを行う場所です。
CAREXでは、考古学者や研究者が遺跡で発見された道具や素材を用いて、先史時代の人々の生活や仕事の方法を再現する実験を行います。これにより、石器の製作方法や火を使った調理方法、狩猟や採集の技術などが再現され、過去の文化や技術についての洞察が得られます。
また、CAREXは一般の訪問者にも公開されており、ワークショップや体験プログラムを通じて、先史時代の生活に触れることができる場所としても機能しています。訪問者は、実際に石器を作ったり、火を使って調理を行ったりするなど、先史時代の体験を通じて歴史や文化に触れることができます。
屋外展示は、体験型の展示になっています。
博物館のバスに乗って、ブルゴスまで戻ります。
人類進化博物館(ブルゴス)
バスは、人類進化博物館に到着。
人類進化博物館を見学します。
博物館内では、旧石器時代や中期旧石器時代に関する展示が行われており、人類の進化、狩猟、生活様式、文化などについて学びます。
MEHはその先進的な展示方法やインタラクティブな展示スペースなどが評価され、人類の進化に関する科学的な知識を一般の人々にもわかりやすく伝えるための重要な施設となっています。アタプエルカの遺跡とともに、MEHはスペインで人類の進化と古代の歴史を探求する際の貴重な情報源となります。
ナヘラへ移動
人類進化博物館を見学後、ホテルに戻り荷物をピックアップします。
バスでブルゴスからナヘラへ移動します。
この日はナヘラに宿泊します。
初稿:2018/02/18