一人旅での世界遺産を巡るヨーロッパ5ケ国周遊旅行18日目は、アムステルダムから日帰りで、世界遺産「リートフェルトのシュレーダー邸」を見学するために、ユトレヒトに行ってきました。
一人旅での世界遺産を巡るヨーロッパ5ケ国周遊旅行(全60日間)のまとめの記事です。
ユトレヒトの行き方
アムステルダムからユトレヒトへは電車で移動。
ユトレヒト到着後、セントラルミュージアムへ徒歩で向かいました。
セントラルミュージアム
「リートフェルトのシュレーダー邸」は、セントラルミュージアムが管理しています。
内部見学は事前予約が必要です。
事前予約のメールを持って行ってセントラルミュージアムで受付をしました。
セントラルミュージアムから「リートフェルトのシュレーダー邸」へは歩きだとかなり時間が掛かるので、自転車を借りました。
見学の時間までのんびりミュージアム内を見学。
リートフェルト作 赤と青の椅子
シュレーダー邸にデザインが似てますね。
世界遺産「リートフェルトのシュレーダー邸」
「リートフェルトのシュレーダー邸」(Schroder House)は、オランダのウトレヒト市にある世界遺産で、モダンアーキテクチャーの傑作として知られています。この建物は、オランダの建築家ヘリット・リートフェルト(Gerrit Rietveld)によって設計され、1924年から1925年にかけて建設されました。以下は、リートフェルトのシュレーダー邸に関する詳細です。
- デ・ステイル運動: リートフェルトのシュレーダー邸は、デ・ステイル(De Stijl)運動の一部として設計されました。デ・ステイルは、オランダの芸術運動で、抽象的で幾何学的なデザインと色彩を特徴としました。この建物は、その運動の理念を建築に取り入れたもので、抽象的な要素、幾何学的な形状、赤、青、黄色の原色のパレットが特徴です。
- 機能主義の象徴: リートフェルトのシュレーダー邸は、機能主義(Functionalism)の建築原則を体現する例として非常に重要です。建物は、住宅としての機能性を最大限に引き立て、非常に効率的で機能的な設計となっています。開放的な空間、可変性、自然光の活用が特徴です。
- 可動壁パネル: この邸宅は、可動式の壁パネルを備えており、部屋の間仕切りを調整できるようになっています。これにより、住宅内部の配置が変更可能で、住人のニーズに合わせて空間を調整できます。
- 世界遺産登録: リートフェルトのシュレーダー邸は、2000年にユネスコ(UNESCO)の世界遺産に登録されました。その登録理由には、モダンアーキテクチャーとデザインの重要性、機能主義の象徴としての役割、デ・ストイル運動との関連性が挙げられています。
- 公式ガイドツアー: 一般の人々もこの建物を訪れ、ツアーを通じて内部を見学できます。建物内部のデザインと構造に魅了されることでしょう。
リートフェルトのシュレーダー邸は、モダンアーキテクチャーとデザインの傑作として評価され、建築愛好者やアート愛好者にとって特に興味深い場所です。デ・ストイル運動の精神を体現する建築として、世界中から多くの訪問者が訪れています。
公式ガイドツアー
セントラルミュージアムから「リートフェルトのシュレーダー邸」までは自転車で10分程でした。
世界遺産「リートフェルトのシュレーダー邸」の内部見学は、公式ガイドツアーでのみ可能です。
隣にある事務所で再度受付をしました。
残念ながら内部は撮影禁止なので画像はありません。
かなりこじんまりした家ですがかなりモダンでシンプルで機能的な造りになっていました。仕切り壁は移動できるようになっていて、部屋を区切って使ったり、広く使ったりできるようです。
子供だったらかなり楽しいお家ですね。
見学後、自転車を返すためセントラルミュージアムまで戻りました。
隣にあるミッフィーで有名なブルックナーミュージアムにも立ち寄りました。
ユトレヒト市内観光
そのあとはユトレヒトの街を散策。
運河沿いに趣のある街並みが続いていました。
主な見所のユトレヒト大学本部、ドム教会、ドム塔などを回りました。
この時期ヨーロッパは日も長く、アムステルダムに戻ったあとも少し明るかったので、ダム広場付近を散策しました。
夕食
ホテルに戻った時間が遅かったので、夕食はミュージアムプレーンのアルバートハインでデリを買ってホテルで食べました。
初稿:2013/08/28