この日はホテルのすぐ近くにある博物館島に行ってきました。
世界遺産「ベルリンのムゼウムスインゼル(博物館島)」とは
「ベルリンのムゼウムスインゼル(博物館島)」(Museumsinsel)は、ドイツの首都ベルリンにある博物館群のユネスコ世界遺産です。
ベルリンのムゼウムスインゼルは、スプレー川(Spree River)に浮かぶ島に位置しており、ベルリン市内中心部にあります。この地域はベルリンの観光名所として知られており、多くの博物館と美術館が集まっています。
ユネスコ世界遺産登録:
ムゼウムスインゼルは1999年にユネスコの世界遺産に登録されました。その理由は、この地域が博物館と美術館が密集し、その収蔵品が人類の文化遺産を豊かに表現しているからです。
ベルリンは朝から曇りの天気でしたので、屋内だけで楽しめる博物館島で博物館・美術館巡りをすることにしました。
一日ですべての博物館・美術館を制覇する予定でしたので、まずは共通一日券を購入しました。
ペルガモン博物館
最初に向かったのは一番見たかったペルガモン博物館です。順路に沿って見学していきました。
ペルガモンの「ゼウスの大祭壇」
最初はペルガモンの大祭壇でした。
いきなりビックリ仰天。
物凄いスケールの展示です。ギリシア神殿がそっくりそのまま展示室内に再現されていました。
ミレトスの市場門
順路を進んで次はミレトスの市場門でした。
こちらもかなりスケールの大きな展示でした。ローマ建築がそっくりそのまま展示室に再現されています。
イシュタール門
次はイシュタール門でした。
こちらもバビロニアの建築がそっくりそのまま展示室に再現されていました。
青いタイルがとてもきれいでした。
アルハンブラ宮殿のドーム
Kuppel aus der Alhambra, Granada, Spanien, um 1320 (Inventar-Nr. I. 5/78)
このドームは、スペインのグラナダにある有名なアルハンブラ宮殿の一部として、1320年頃に制作されました。宮殿内の特定の部屋の天井を飾っていたものです。
アルハンブラ宮殿のドームは、ただ美しいだけでなく、緻密な幾何学模様と立体的なムカルナスが織りなす無限の宇宙のような空間に、息をのむほどでした。 光の加減で表情を変える繊細な職人技は、まさに時を超えたイスラム美術の精髄であり、その壮麗さと精神性に深く心を打たれました。
ムシャッタ宮殿 (Mshatta facade)
ヨルダンの砂漠にあったウマイヤ朝時代の宮殿の豪華なファサード(建物の正面部分)が移築・展示されています。緻密な石彫刻とイスラム美術の精髄が感じられる作品です。
動植物や幾何学模様が複雑に絡み合った彫刻は、息をのむほど精巧で美しいです。イスラム美術の繊細さと多様性を感じられます。
ランチ
ペルガモン博物館を出て近く軽くランチ。
旧国立美術館
次は旧国立美術館に向かいました。
考える人 ロダン作 |
フランドル絵画や印象派の巨匠の作品が楽しめました。
新博物館
次は新博物館に向かいました。
古代エジプトの文化財
ここは古代エジプトの文化財が見事でした。
残念ながらネフェルティティは撮影禁止でした。
旧博物館
次は旧博物館に向かいました。
時間があまりなかったので駆け足での見学になりました。そのせいか五つの博物館の中で一番印象がうすくなりました。
古代ギリシャ・ローマの文化財が見ごたえがありました。
The “Goddess of Taranto” on her throne, Magna Gaecia, 475–450 BC
紀元前475年〜450年頃の、マグナ・グラエキア(南イタリアのギリシャ植民地)で制作されたとされる女神像です。玉座に座る姿で、古典期初期のギリシャ彫刻の優雅さと厳粛さを兼ね備えています。
ここで悲劇が起こりました。なんとカメラの電池が切れました。これ以降iPhoneでの撮影になってしまいました。
ボーデ博物館
最後はボーデ博物館に向かいました。閉館間際だったためか、見学者はまばらでした。ビザンチン美術が素晴らしかったです。