【ドイツ世界遺産】ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像を巡る日帰り旅 30日目

2013年9月10日火曜日

ドイツ ヨーロッパ5ケ国周遊旅行記 世界遺産

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世界遺産「ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像」

ドイツ北部を訪れるなら、歴史と伝説が息づく美しい都市ブレーメンは外せません。今回は、ハノーファーからの日帰り旅で、世界遺産に登録された**「ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像」**を中心に、街の魅力を存分に味わう一日をご紹介します。ブレーメン音楽隊の像で有名な街の、見どころと歩き方について詳しく解説します。

一人旅での世界遺産を巡るヨーロッパ5ケ国周遊旅行(全60日間)のまとめの記事です。


ハノーファーからブレーメンへ:快適な列車旅

アクセス:ライプツィヒ中央駅(Leipzig Hbf)からREで約1時間

旅のスタートはハノーファー中央駅(Hannover Hbf)から。ブレーメン中央駅(Bremen Hbf)まではRE(快速列車)でわずか1時間ちょっと。車窓から広がるドイツの田園風景を眺めていると、あっという間に到着です。

ブレーメン中央駅の荘厳な駅舎

ブレーメン中央駅の駅舎

歴史を感じさせるブレーメン中央駅の駅舎。旅の始まりにふさわしい荘厳さです。

ブレーメン中央駅の駅舎は、その重厚な歴史を感じさせる佇まい。ここから目的地のマルクト広場までは徒歩圏内で、街並みを楽しみながら向かうことができます。

歴史ある街並みを散策

ブレーメンの街並み

マルクト広場へ向かう道中も、歴史的な建物が並び、散策が楽しい。

まずは世界遺産の中心地であるマルクト広場を目指し、歴史あるブレーメンの街並みをゆっくりと歩きました。レンガ造りの建物や趣のある路地が続き、旅情を誘います。

ブレーメンの顔!世界遺産「マルクト広場の市庁舎とローラント像」

ブレーメンのマルクト広場は予想以上に広く、その中心に堂々と建つのが、今回のお目当てである世界遺産「ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像」です。

ブレーメン市庁舎(Bremen Town Hall)

ブレーメン市庁舎

ルネサンス様式の華麗な装飾が目を引くブレーメン市庁舎。

ブレーメン市庁舎は、北ドイツ・ルネサンス様式の傑作として知られ、その美しいファサードは見る者を圧倒します。約600年前に建造され、今も現役で使われているというから驚きです。その歴史と威厳は、ブレーメンという自由都市の誇りを象徴しています。

ローラント像(Roland Statue)

ブレーメンのローラント像

自由と権利の象徴、巨大なローラント像。他の都市のものと比較しても一際立派。

市庁舎の目の前にそびえ立つのが、高さ約10メートルの**ローラント像**です。これは中世ドイツ都市の**自由と市場の権利**を守る象徴として各地に建てられましたが、ブレーメンの像は特に大きく、その精巧な造りはひときわ目を引きます。堂々とした姿は、街を見守り続けているかのようでした。

ブレーメンを彩る伝説と歴史:音楽隊と大聖堂

ブレーメンの音楽隊の像(Town Musicians of Bremen Statue)

ブレーメンの音楽隊の像

「ブレーメンと言えばこれ!」グリム童話でおなじみの音楽隊の像。

ブレーメンのアイコンといえば、やはりグリム童話で世界中に知られる**「ブレーメンの音楽隊の像」**ですよね!ロバ、イヌ、ネコ、ニワトリが重なり合ったユーモラスな像は、観光客に大人気。ロバの足に触ると幸運が訪れるという言い伝えがあり、多くの人が触っていくため、足だけピカピカに光っていました。

ブレーメン大聖堂(聖ペトリ大聖堂 / St. Petri Dom)

マルクト広場には、堂々たる姿のブレーメン大聖堂(聖ペトリ大聖堂)も建っています。美しいステンドグラスや歴史的な装飾が施された内部は荘厳な雰囲気で、時間を忘れて見入ってしまいます。せっかくなので、宝物館も散策しました。往時の栄華を偲ばせる貴重な宝物が数多く展示されており、歴史好きにはたまらない空間です。

個性的な街並みを探索:ベトヒャー通りとシュノーア地区

ベトヒャー通り(Böttcherstraße)

ブレーメンのベトヒャー通り

煉瓦造りのユニークな建築が並ぶベトヒャー通り。

マルクト広場から南へ少し歩くと、個性的な建築様式で有名な**ベトヒャー通り(Böttcherstraße)**に到着します。通りの入口には、黄金に輝く**リヒトブリンガーのレリーフ**があり、訪れる人を迎えてくれます。煉瓦造りの建物が並ぶこの通りは、小さな美術館や工房、カフェなどが集まる独特の雰囲気を醸し出していました。

ヴェーザー川(Weser River)

ブレーメンを流れるヴェーザー川

歴史あるブレーメンをゆったりと流れるヴェーザー川。

**ベトヒャー通り**を抜けると、そのまま**ヴェーザー川**のほとりに出ます。広々とした川の流れを眺めながら、しばし旅の疲れを癒しました。

シュノーア地区(Schnoorviertel)

ブレーメンのシュノーア地区

細い路地と可愛らしい家々が並ぶシュノーア地区は、まるで絵本の世界。

次に向かったのは、中世の雰囲気を色濃く残す**シュノーア地区(Schnoorviertel)**。ここはブレーメンで最も古い地区の一つで、細い路地の両側に、かつての漁師や職人が暮らした可愛らしい古いタウンハウスが軒を連ねています。現在は小さなギャラリーや土産物店、カフェなどがひしめき合い、散策するだけでも楽しいエリアです。

旅の終わり:トラムで駅へ

ブレーメンのトラム

ブレーメンの路面電車トラム

市内散策に便利なブレーメンのトラム。

ブレーメン市内はコンパクトにまとまっているとはいえ、見どころも多いため、移動には**トラム(路面電車)**が非常に便利です。帰りはトラムを利用して、スムーズにブレーメン中央駅へと戻りました。


ドイツブレーメンは、世界遺産である市庁舎ローラント像を中心に、グリム童話のメルヘンから歴史的な建造物、そして個性的な街並みまで、様々な魅力を凝縮した素晴らしい街でした。ハノーファーからの日帰りでも十分に楽しめますので、ドイツ北部を訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてください。


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