イギリス一周旅行をメインにした、3ケ月の一人旅のヨーロッパ周遊です。オーストリアを皮切りに、ポーランド・ベルギー・イギリス・アイルランド・フランス・韓国を巡ります。
ダブリン (アイルランド)の次の滞在地はロンドンです。イギリスでは最後の滞在地です。ここでは6件の世界遺産を目指します。
ヨーロッパ世界遺産旅行(全91日間)を別記事でまとめています。
はじめに:ロンドンとは
ロンドンは、その多様な魅力で世界中の観光客を魅了しています。特に大英博物館とナショナル・ギャラリーが無料であることは、その魅力の一部です。
ロンドン、その魅力的な都市は、豊かな歴史と文化が息づく場所ですが、あなたはおそらく驚くでしょう。ロンドンから日帰りで行ける世界遺産がなんと6件も存在するのです!これは一度に多くの素晴らしい場所を訪れる絶好の機会です。さあ、一緒にその世界遺産の旅へ出かけましょう。
観光スケジュール
- 移動(ダブリン=ロンドン)
- 大英博物館・病院受診
- 世界遺産「マリタイム・グリニッジ」
- ナショナルギャラリー
- 世界遺産「ロンドン塔」
- 世界遺産「ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター寺院、聖マーガレット教会」
- ケンブリッジ市内観光・キングスクロス駅9¾番線
- 世界遺産「カンタベリー大聖堂、聖オーガスティン修道院と聖マーティン教会」
- セントポール大聖堂・テートモダン
- ウェストミンスター大聖堂・テートブリテン
- ヴィクトリア&アルバート博物館・ロンドン自然史博物館
- 世界遺産「キュー王立植物園」
- 衛兵交代式・バッキンガム宮殿・アビーロード
- 世界遺産「ブレナム宮殿」・オックスフォード市内観光
- テートモダン・ナショナルギャラリー
- 大英博物館・ミュージカル「マンマ・ミーア!」
- 移動(ロンドン=羽田)ANAビジネスクラス
ロンドン1日目 移動(ダブリン=ロンドン)
この日はダブリン(アイルランド)からロンドンへ移動です。
ダブリン空港までバスで行きます。
空港ラウンジで朝食を摂ります。ダイナースで利用できました。
ダブリンからロンドンまではLCCのライアンエアーです。
ロンドン・ガトウィック空港からアビーウッド駅へ鉄道で向かいます。
アビーウッドは、ロンドンの東南部に位置する町です。この地域は、自然の美しさと歴史的な魅力を兼ね備えています。交通面では、ロンドンの中心部やその他の地域とのアクセスが良いです。鉄道やバスなどの公共交通機関を利用すれば、簡単に他の場所に移動することができます。
宿は、アビーウッド駅近くの「シンプリー ゲストハウス」です。オーナーは中国系のご家族です。
夕食は、駅前のスーパーマーケット「セインズベリーズ(Sainsbury's)」で買ってきました。イギリスはマッシュポテトが美味しくて安いです。
ロンドン2日目 大英博物館・病院受診
アビーウッド駅から鉄道で大英博物館へ向かいます。通勤時間帯を外すと、混雑していません。
大英博物館には、ロゼッタストーンなど世界的に貴重な考古資料・美術品が目白押しです。
大英博物館の見所を詳しく見たい方は、こちらの記事をご覧ください。
素晴らしい考古資料・美術品を見るために、大英博物館を後日、再訪問しています。
クリニックへ行く前に、『Chipotle Mexican Grill』で遅めのランチを摂ります。安くはないです。
肩を打撲したようなので、病院を受診します。海外旅行保険のキャッシュレス対応のクリニックなので、支払いはなしです。ダイナースクラブの自動付帯の海外旅行保険を使いました。
夕食は、駅前のスーパーマーケット「セインズベリーズ(Sainsbury's)」で「レディミール」を買ってきました。イギリスのスーパーマーケットは、「レディミール」が充実してます。
ロンドン3日目 世界遺産「マリタイム・グリニッジ」
ランチは、駅前の「セインズベリーズ(Sainsbury's)」のカフェテリアでフィッシュアンドチップスを食べました。美味しい上に、安かったです。
フィッシュアンドチップスは、イギリスの代表的なグルメとして広く知られています。この料理は、揚げた魚(通常はコダラやハダックなど)と揚げたポテトチップス(フライドポテト)の組み合わせで、一般的に新鮮な海産物とサクサクとしたポテトが特徴です。
フィッシュアンドチップスは、イギリス全土に広まっており、街角のカフェテリアやフィッシュアンドチップス専門店で手軽に楽しむことができます。一般的には、新鮮な魚を厚めのパン粉で衣をつけて揚げ、金色に仕上げます。そして、一緒に揚げられたポテトチップスと共に提供されます。通常、魚にはレモンの絞りやタルタルソースといった調味料が添えられ、味を引き立てます。
フィッシュアンドチップスは、イギリスの労働者階級にとっての定番の食事であり、パブやカフェテリアなどで手頃な価格で提供されています。また、海辺の町では特に人気があり、新鮮な魚を使用することから、海の近くでより美味しく味わえることも魅力の一つです。
この料理はイギリスの伝統的な食文化の一部として広く受け入れられており、観光客にも人気です。外側はサクサクとした衣とジューシーな魚、そしてほくほくとしたポテトの組み合わせが、美味しさと満足感をもたらします。
フィッシュアンドチップスは、イギリスのグルメとして知られるだけでなく、そのシンプルで美味しい味わいから、多くの人々に愛され続けています。カジュアルな食事として手軽に楽しめるため、イギリス旅行の際にはぜひ試してみる価値があります。
その後、鉄道で世界遺産「マリタイム・グリニッジ」へ向かいました。
世界遺産「マリタイム・グリニッジ」は、以下のような構成資産から成り立っています。それぞれの構成資産に関して、観光の感想を述べさせていただきます。
- グリニッジ天文台(Royal Observatory, Greenwich):グリニッジ天文台は、歴史的な天文学の重要な拠点であり、ゼロ子午線の起点でもあります。ここでは天文学の展示や天文時計の見学ができます。天文学や時計に興味のある人にとっては非常に魅力的な場所です。
- クイーンズ・ハウス(Queen's House):クイーンズ・ハウスは、美しい建築様式と芸術作品で知られています。内部には美術館があり、絵画や彫刻を鑑賞することができます。建物自体も見事であり、建築や美術に興味のある人にとっては楽しい体験になるでしょう。
- グリニッジ王立海軍大学(Old Royal Naval College):グリニッジ王立海軍大学は、壮大な建築物であり、歴史的な重要性を持っています。建物内部は見事な装飾で飾られており、歴史的な展示物や美術作品が展示されています。ここでは海軍の歴史に触れることができ、建物自体も見応えがあります。
- クリッパーの「カティーサーク」(Cutty Sark):クリッパーの「カティーサーク」には、19世紀の帆船「カットィ・サーク」が展示されています。この美しい帆船は、海洋貿易の時代を象徴する存在です。船内に入ることもでき、帆船の内部を探索することができます。
- グリニッジ公園(Greenwich Park):グリニッジ公園は、広大な緑地と美しい景色が広がる公園です。ここからはロンドンの素晴らしい景色を楽しむことができます。散歩やピクニックに最適な場所であり、リラックスした時間を過ごすことができます。
マリタイム・グリニッジを訪れた感想としては、豊かな歴史と文化に触れながら、美しい景観と建築物を楽しむことができました。特にグリニッジ天文台からの景色は印象的であり、世界遺産としての価値を再確認することができました。また、公園や町並みを散策することで、リラックスした雰囲気の中で過ごすことができました。マリタイム・グリニッジの構成資産は、それぞれが独自の魅力を持っており、多様な観光体験を提供してくれます。
また、マリタイム・グリニッジの地域にはレストランやカフェも充実しており、美味しい食事を楽しむこともできました。地元の食材や料理を味わいながら、観光と食の両方を満喫することができました。
総じて、マリタイム・グリニッジは歴史的な建造物や美しい景観が調和した場所であり、文化的な魅力に溢れています。世界遺産としての価値だけでなく、観光客にとっても魅力的なスポットです。訪れた際には、時間をゆっくりと過ごし、その豊かな魅力をじっくりと味わうことをおすすめします。
ロンドン4日目 ナショナルギャラリー
この日はまる1日ナショナルギャラリーでの名画鑑賞にあてました。
ロンドンのナショナルギャラリーは、イギリスの首都ロンドンに位置する美術館です。1824年に設立され、イギリス国内外の優れた美術品を所蔵しています。
ナショナルギャラリーは、中世から現代までの幅広い時代の絵画コレクションを展示しており、ヨーロッパを代表する画家たちの作品を鑑賞することができます。ボッティチェリ、レンブラント、ターナー、モネ、ゴッホなど、数々の名画が所蔵されています。
美術館は無料で一般公開されており、訪れる人々に美術の鑑賞と学習の機会を提供しています。また、定期的に特別展やイベントも開催されており、さまざまなテーマや時代の作品を紹介しています。
圧倒的なコレクションの中で特に必見なのはこの3人ですね。フェルメールは好きではないですが、現存する作品が少ないのでかなり希少です。ダ・ヴィンチも希少ですね。エイクはこの2作品以外見なくてもいいっていうくらいの代表作です。
- レオナルド・ダ・ヴィンチ『岩窟の聖母』
- ヤン・ファン・エイク『アルノルフィーニ夫妻像』『ターバンの男の肖像』
- ヨハネス・フェルメール『ヴァージナルの前に立つ女』『ヴァージナルの前に座る女』
個人的には名画じゃないけど、サンドロ・ボッティチェリ『ヴィーナスとマルス』が一番好き。この半年前にフィレンツェで『ヴィーナス誕生』『プリマヴェーラ』を見ているので、ここでは興奮せずに落ち着いて見れました。
入場料無料なんで絶対に来るべきですね。飛行機代とホテル代かかりますが、トータルのコスパは絶対に国立西洋美術館に行くよりかなり良いです。大英博物館もあるし。
ロンドン5日目 世界遺産「ロンドン塔」
ロンドン塔の前からタワーブリッジを望みます。黄葉もきれいです。
夕食は、ハンバーグをレンチして食べました。
ロンドン6日目 世界遺産「ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター寺院、聖マーガレット教会」
ウェストミンスター宮殿近くでは、ブレグジット(BREXIT)の抗議デモと賛成デモをやっています。
セント・ジェームズ・パークを通って、バッキンガム宮殿を見に行きました。黄葉がきれいです。秋のロンドンいいですね。
ロンドン7日目 ケンブリッジ市内観光・キングスクロス駅9¾番線
ロンドンから日帰りでケンブリッジへ行きました。
ケンブリッジ大学には見所が多いです。一番良かったのはキングス・カレッジ・チャペルです。見学は有料です。フィッツウィリアム博物館もいいです。こちらは無料です。
帰りはキングスクロス駅経由だったので、ハリーポッターの9¾番線を見物します。無料ですが、スタッフが写真を撮影してくれます。
ロンドン8日目 世界遺産「カンタベリー大聖堂、聖オーガスティン修道院と聖マーティン教会」
ロンドンから日帰りでカンタベリーへ行きました。
カンタベリー大聖堂はエクステリアを改装中です。インテリアがとても素晴らしいです。入場は有料です。
ロンドン9日目 セントポール大聖堂・テートモダン
午前中、ロイヤルドックからアビーウッドへ宿を移動しました。
ランチは、アビーウッド駅前の「セインズベリーズ(Sainsbury's)」のカフェテリアでフィッシュアンドチップスを食べました。これ美味しくて安いです。
テートモダンで絵画鑑賞後、屋上で夜景観賞です。ここは一粒で二度おいしい。もちろん入場無料です。
ロンドン10日目 ウェストミンスター大聖堂・テートブリテン
勘違いされがちですが、ウェストミンスター大聖堂は世界遺産のウェストミンスター寺院と別物です。こちらはカトリック教会です。尖塔からの眺めが素晴らしいです。尖塔は有料です。インテリアは正教会っぽい暗い雰囲気です。
テートブリテンはJ.M.W.ターナー作品の宝庫です。入場無料です。
ロンドン11日目 ヴィクトリア&アルバート博物館・ロンドン自然史博物館
ヴィクトリア&アルバート博物館は幅広い美術品が鑑賞できます。絵画もそこそこ充実してます。
すぐそばのロンドン自然史博物館では恐竜展示が楽しめます。
ロンドン12日目 世界遺産「キュー王立植物園」
鉄道で世界遺産「キュー王立植物園」へ行きました。
世界遺産「キュー王立植物園」はロンドン西部リッチモンドにあります。
ロンドン13日目 衛兵交代式・バッキンガム宮殿・アビーロード
ホースガーズパレードで行われる「キングズ・ライフガード(King's Lifeguard)」の衛兵交代式を見に行きました。
ホースガーズパレードで行われる「キングズ・ライフガード(King's Lifeguard)」の衛兵交代式は、イギリスの伝統的な行事であり、約350年以上の歴史を持つとされています。この衛兵交代式は、イギリス王室の騎兵部隊であるキングズ・ライフガードが、ロイヤル・ホース・ガーズ(Royal Horse Guards)と呼ばれる建物の前で行われます。
衛兵交代式では、華麗な軍服を身にまとったキングズ・ライフガードの兵士が馬に乗り、厳かな行進や様々なパフォーマンスを披露します。この伝統的な行事は、観光客や地元の人々にとって人気のあるイベントであり、特にロンドンの観光名所であるバッキンガム宮殿周辺で行われる際には多くの人々が集まります。
キングズ・ライフガードの衛兵交代式は、イギリスの歴史と文化を象徴する重要なイベントの一つであり、その壮観な光景や格式高い雰囲気は多くの人々に感動を与えています。また、この行事は厳格なプロトコルに基づいて行われるため、伝統と格式を守りながら継承されてきた貴重なイベントとして大切にされています。
隊列を追いかけながら、バッキンガム宮殿まで一緒に行きました。
ザ・ウォーレス・コレクションのコレクションは素晴らしい名画ぞろいです。ベラスケスが描くマルガリータ王女が大好きで、いろんなところで見ています。スペインのハプスブルク家の血の悲劇で、大きくなると愛らしさが消えちゃいます。そして早世します。入場料無料です。
その後、のんびり散策しながら、ビートルズ聖地巡礼でアビーロードの横断歩道まで行きました。そこそこ観光客がいます。
ロンドン14日目 世界遺産「ブレナム宮殿」・オックスフォード市内観光
滞在中の「チャリモア ルームズ(Charimore Rooms)」の共同キッチン。ほぼ独占状態で使えてました。
世界遺産「ブレナム宮殿」は広くてかなり歩きます。
オックスフォード大学には多くの歴史的建造物が残っていて、とても素敵です。
ロンドン15日目 テートモダン・ナショナルギャラリー
テートモダンの屋上からロンドンの風景を撮影するために、再訪します。
ナショナルギャラリーも再訪します。目に焼き付けたい名画が沢山あります。
ナショナルギャラリーは入場無料です。絶対に行きましょう。
ロンドン16日目 大英博物館・ミュージカル「マンマ・ミーア!」
この日がロンドン観光の最終日です。
次いつ来れるかわからなので、大英博物館を再訪します。
大英博物館の見所を詳しく見たい方は、こちらの記事をご覧ください。
世界最高の考古学コレクションが無料で見られるなんて、やっぱロンドン最高です。
夕方からウエスト・エンドでミュージカル鑑賞です。
ウエスト・エンドは、ブロードウェイに匹敵する規模の劇場地区として世界的に有名であり、数多くの劇場や演劇、ミュージカルの上演が行われています。また、ウエスト・エンドには高級ブティックやデパート、レストランなども集まっており、ショッピングや食事のエリアとしても人気です。観光客や地元の人々が集まるウエスト・エンドは、その賑やかな雰囲気と文化的な魅力で知られています。
タイトルは「マンマ・ミーア!」を選びました。ミュージカル自体が面白いのとそこそこの英語力でも楽しめることが理由です。チケットはネット予約で、TKTSのボックスオフィスでピックアップです。一番前の席で£27.50(5,000円くらい)でした。やっぱ本場のミュージカルは安いです。劇団四季とか見たくなくなります。場所はノヴェロ劇場です。小さいけどいい劇場です。
正直、一番前の席は唾が飛んでくるので、考えた方がいいです。それでもメチャクチャ感動しました。ストーリー分かってるんですが、ABBAの曲だけで号泣できます。ほぼほぼ条件反射です。ロンドン最後の夜は大満足です。
ロンドン17日目 移動(ロンドン=羽田)ANAビジネスクラス
めちゃんこ楽しかったロンドンから移動します。一度東京に寄ってからパリに向かいます。
ランチは、駅前のセインズベリーズ(Sainsbury's)のカフェテリアで軽く食べました。空港ラウンジで食事を楽しむために軽めにしてます。
アビーウッド駅から鉄道でヒースロー空港へ向かいます。そこそこ遠いです。
ANAのスターアライアンス特典航空券で予約したANAのビジネスクラスです。往きの便とか乗継便が多いとかあって、スターアライアンス特典航空券になってます。シーズンはなくて1年を通して95,000マイルです。
ANA新ビジネスクラス「THE Room」が最高過ぎました。プライベート感があって子供の頃にあこがれた秘密基地っぽい雰囲気でかなり気分が上がります。
機内食は、美味しいですが少し期待外れでした。
食後ですが、デザートは合格点ですが、欧米系のエアラインと比べると、相変わらずチーズが弱いです。
残念ながら、デザートワインはありません。ここがANAのフライトで一番嫌なところです。ルフトハンザもオーストリア航空もベーレンアウスレーゼとかポートとかありまっせ。しょうがないのでコニャックでガマン。しかもVSOP、せめてXOにしてほしいところ。
夜食に一風堂のラーメンを食べます。日本の一風堂の味とは違うので、ロンドンの一風堂のオリジナルかな。普通に美味しいです。
到着前の食事は、イギリス滞在中3ケ月くらい食べてない和食にしました。まあまあです。
搭乗記はこちらの記事で詳しく解説しています。
時差の関係で翌日の夕方に羽田に到着しました。東京に1泊してからパリへ向かいます。
次の旅行記へ続きます。