一人旅のヨーロッパ世界遺産旅行記14日目。この日はパリから世界遺産「フォンテーヌブローの宮殿と庭園」を日帰りで訪問しました。
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世界遺産「フォンテーヌブローの宮殿と庭園」とは
世界遺産「フォンテーヌブローの宮殿と庭園」は、フランスのイル・ド・フランス地域圏にあるフォンテーヌブロー(Fontainebleau)に位置する宮殿と庭園の複合施設を指します。この場所は、フランスの歴史的な建築物として重要な遺産であり、フランスの絶対王政時代に多くの王や皇帝たちによって利用された宮殿です。
この宮殿はルネサンス様式とバロック様式が融合した建築物であり、豪華な内装や装飾が特徴です。宮殿内には、ナポレオン1世やフランソワ1世、ルイ15世など多くの歴史的な人物によって造営された部屋や間があります。
フォンテーヌブローの庭園は、美しいフォンテーヌブロー森林公園に囲まれています。広大な敷地には、美しい噴水、庭園、池、遊歩道などがあり、自然と調和した美しい景観が楽しめます。
世界遺産「フォンテーヌブローの宮殿と庭園」は、フランスの歴史と芸術における重要な遺産として、1981年にユネスコの世界遺産に登録されました。
世界遺産「ヴェルサイユの宮殿と庭園」との比較
前日に、世界遺産「ヴェルサイユの宮殿と庭園」を訪問しました。
世界遺産「ヴェルサイユの宮殿と庭園」(写真左)と世界遺産「フォンテーヌブローの宮殿と庭園」(写真右)は、いずれもフランスにある歴史的な宮殿と庭園の複合施設ですが、それぞれに独自の特徴があります。以下に共通点や違いを挙げてみます。
共通点:
- フランスの歴史的な宮殿と庭園: 両施設とも、フランスの歴史的な宮殿と美しい庭園を含んでいます。フランスの歴史と芸術の重要な遺産として、世界的に有名であり、観光客に人気です。
- フランスの絶対王政時代に関連: 両施設は、フランスの絶対王政時代に重要な役割を果たしました。ベルサイユ宮殿は、ルイ14世(太陽王)の宮廷が置かれた場所であり、フォンテーヌブロー宮殿も多くのフランスの王や皇帝たちによって利用されました。
- 美術品や歴史的価値の保有: 両施設には、多くの美術品や歴史的価値のある部屋や作品が展示されています。内装や装飾、美しい噴水、彫刻などが見どころです。
違い:
- 場所: ヴェルサイユ宮殿は、パリから約20キロメートル西にあるヴェルサイユにあります。一方、フォンテーヌブロー宮殿は、パリから約55キロメートル南にあるフォンテーヌブローに位置しています。
- 建築様式: ヴェルサイユ宮殿は、バロック様式とルネサンス様式が組み合わさった美しい宮殿です。フォンテーヌブロー宮殿は、ルネサンス様式とバロック様式が融合した建築物であり、両施設の建築様式に微妙な違いがあります。
- 庭園の大きさ: ヴェルサイユ宮殿の庭園は非常に広大で、美しい噴水や幾何学的な配置が特徴です。一方、フォンテーヌブロー宮殿の庭園も広大ですが、フォンテーヌブロー森林公園に囲まれているため、自然と調和した美しい景観が楽しめます。
これらは共通点や違いの一部であり、両施設はフランスの歴史と芸術を体験する素晴らしい場所として、それぞれ独自の魅力を持っています。
一人旅のヨーロッパ世界遺産旅行で訪問した全世界遺産を以下の記事で一覧表にまとめています。
スケジュール
- パリ
- フォンテーヌブロー・アヴォン駅
- フォンテーヌブロー宮殿
- フォンテーヌブロー・アヴォン駅
- オルセー美術館
- ジェネレータ パリ(宿泊)
旅行記
パリからフォンテーヌブロー宮殿へ
パリからフォンテーヌブロー・アヴォン駅までは鉄道で行き、そこからバスでフォンテーヌブロー宮殿へ向かいました。
フォンテーヌブロー宮殿
折角パリミュージアムパスを購入していたのに、この日は入場無料でした。
実際に使って分かったパリ美術館共通パス「パリミュージアムパス」のオトク度を以下の記事で徹底解説しています。
フランス王家のメインの宮殿だっただけあってかなり立派な宮殿なのですが、かなり空いてます。ヴェルサイユ宮殿のような賑やかさはないですね。のんびり鑑賞できます。
訪れたフォンテーヌブローの宮殿と庭園は、まるで夢のような美しい場所でした。宮殿の壮大なファサードと繊細な彫刻は、私の目を見張らせました。ルネサンスとバロックの融合した建築様式は、歴史の重みと芸術の精緻さを同時に感じさせてくれました。
宮殿の内部に足を踏み入れると、豪華な装飾があちらこちらに施され、まるで宝石箱に入ったような美しい宝物が飾られていました。特に、ヴェルサイユ宮殿とはまた違う、繊細なルネサンスの要素が見られる点が感動的でした。歴史的な部屋から次々と現れる美術品や美しい家具に囲まれて、時間が止まったかのような贅沢な気分を味わいました。
広大な庭園も素晴らしいものでした。フォンテーヌブロー森林公園に囲まれているため、自然と宮殿が一体化したような感覚に陥りました。美しい噴水や遊歩道が広がり、四季折々の花々が彩りを添えていました。静けさと美しさに包まれて、心がリフレッシュされるような感覚に陥りました。
フォンテーヌブローの宮殿と庭園は、フランスの歴史と芸術の宝石箱とも言える場所です。その美しさに圧倒されながら、歴史の重みを感じ、芸術の魅力に惹き込まれました。この場所を訪れることで、フランスの魅力と素晴らしさを再確認することができました。
若干雲が多い天気で写真の出来はそこそこです。
フォンテーヌブロー宮殿からパリへ
帰りもフォンテーヌブロー・アヴォン駅までバスで、そこから鉄道でパリまで戻りました。
後で気が付いたのですが、帰りは庭園を抜けて歩いて駅まで戻ればよかったようです。
オルセー美術館
パリに戻りオルセー美術館へ。もちろんパリミュージアムパスで入場できます。
実際に使って分かったパリ美術館共通パス「パリミュージアムパス」のオトク度を以下の記事で徹底解説しています。
インテリアや照明も明るくてモダンで見やすい美術館でした。ルーヴルには遠く及びませんがそれでも十分広いです。
朝遅くてもこの時期のパリは日が長いので、夜が遅くまで観光できます。
実は、オルセー美術館は世界遺産「パリのセーヌ河岸」の登録範囲に含まれています。
この日もジェネレータ パリに宿泊でした。
翌日の旅行記もお楽しみに。
掲載している写真はシャッターストックにて販売しています。