長きにわたるヨーロッパ5ヶ国周遊、世界遺産を巡る一人旅も、いよいよドイツのフランクフルトで59日目を迎えました。この日は、翌日日本に到着するANAビジネスクラスのフライトに搭乗するまで、旅の余韻に浸りながらフランクフルトでの時間を過ごします。
一人旅での世界遺産を巡るヨーロッパ5ケ国周遊旅行(全60日間)のまとめの記事です。
フランクフルト最終日の朝:旅の余韻と共に
フランクフルトで迎える、ヨーロッパ滞在最終日の朝。手軽に近くのマクドナルドで朝食を済ませました。旅先での最後の食事は、どこか寂しくも、これまでの思い出を反芻する時間でもありました。
ホテルをチェックアウトし、これまでの旅で増えた荷物を抱えながら、フランクフルト中央駅までは徒歩で向かいます。重いスーツケースも、ヨーロッパ各地の世界遺産を巡った証と思えば、その重みもまた愛おしく感じられました。
空港へ:スムーズな手続きとラウンジの快適さ
フランクフルト中央駅から空港駅までは、わずか20分ほどの移動。スムーズに到着し、チェックインと出国審査も比較的順調に進みました。旅の終わりは、できるだけストレスなく過ごしたいもの。このスムーズな流れは、搭乗前の安堵感を一層深めてくれました。
搭乗までの時間は、ルフトハンザのビジネスクラスラウンジで過ごすことに。広々としたラウンジ内はほどよく空いており、ゆったりとした時間を過ごすことができました。提供されていた朝食は、ハム、チーズ、パンといったドイツらしいシンプルなコンチネンタルスタイル。旅の最後に、もう一度ドイツの味覚を堪能できたのは嬉しい誤算でした。また、Wi-Fi環境も快適で、これまでの旅の写真を整理したり、SNSをチェックしたりと、搭乗までの時間を有効活用できました。
いよいよ日本への帰国の途へ:ANA便搭乗
ラウンジで十分にリラックスした後、いよいよ日本への帰国便、ANAに搭乗です。フライトはほぼ定刻通り。60日間のヨーロッパ旅行の締めくくりとして、日本の翼で帰れることに、大きな安心感を覚えました。
搭乗後、機内での一夜を過ごし、日付が変わった翌60日目の早朝に日本(羽田空港)に到着します。この旅は、数々の世界遺産との出会い、異文化体験、そして一人旅ならではの自由と発見に満ち溢れていました。貧乏旅行ではありましたが、それ以上に得たものは計り知れません。今回の経験が、これからの人生にどれほどの彩りを加えてくれるか、帰りの機内で想いを馳せます。
フランクフルトから日本へのフライトは、この壮大な冒険の締めくくりにふさわしい、心に残る時間となるでしょう。
初稿:2013年10月9日