長きにわたるヨーロッパ5ヶ国周遊、世界遺産を巡る一人旅もついに60日目を迎えました。旅の最終章を飾るのは、待ちに待ったANAのビジネスクラスでの帰国です。フランクフルトから羽田へのフライトは、約2ヶ月間の海外での緊張を解き放ち、日本の「おもてなし」に包まれる至福の時間となりました。
一人旅での世界遺産を巡るヨーロッパ5ケ国周遊旅行(全60日間)のまとめの記事です。
憧れのB787、ANAビジネスクラスの快適な空の旅
帰国便として選んだのは、ANAのフランクフルト発羽田行き、機材は最新鋭のB787でした。実はこのフライト、B787の快適さを体験したくて予約したと言っても過言ではありません。長距離フライトの疲労を考えると、機材選びは旅の締めくくりに非常に重要なポイントです。
ANAのビジネスクラスは「スタッガードシート」と呼ばれる配列で、プライベート感が高く、隣席を気にせず過ごせるのが魅力。座席はフルフラットにリクライニングするため、まるでベッドで寝ているかのような寝心地の良さでした。約12時間のフライト中、身体をしっかり休めることができ、長旅の疲れが癒されていくのを感じました。
約2ヶ月ぶりの和食に感動!機内食の喜び
機内食の時間は、この旅で最も心待ちにしていた瞬間のひとつでした。約2ヶ月ぶりに口にする日本の味が、信じられないほど美味しく感じられます。
彩り豊かで繊細な和食の膳は、まさに五感を満たすごちそう。一品一品をじっくり味わいながら、「あぁ、日本に帰ってきたんだな」と深い安堵感に包まれました。海外の食事ももちろん楽しかったですが、やはり慣れ親しんだ和食は格別です。
ホッと安心の瞬間:日本語での「おもてなし」
ANAを選んだもう一つの大きな理由、それは「日本のエアライン」であるという安心感でした。搭乗してすぐに聞こえてくる温かい日本語でのアナウンス、そしてきめ細やかな客室乗務員の方々の「おもてなし」の心遣い。これが、約2ヶ月間異国の地で張り詰めていた緊張を一気に解き放ってくれました。
言葉の壁や文化の違いに触れ続けていた旅の終わりに、日本語で安心してコミュニケーションが取れる環境は、何物にも代えがたい「癒し」となりました。まさに「ホッと一息」つける瞬間です。
羽田到着、そして旅の終わりへ
フランクフルトを飛び立ったフライトは、日付が変わった翌日の早朝、ほぼ定刻通りに羽田空港に到着しました。無事に、そして快適に日本へ戻れたことに心から感謝します。
この60日間のヨーロッパ世界遺産旅行は、私にとってかけがえのない経験となりました。異文化に触れ、歴史の重みを肌で感じ、そして何よりも自分自身と向き合う時間。今回の旅の締めくくりが、ANAビジネスクラスという極上のフライトであったことに、心からの満足感を覚えます。
初稿:2013年10月9日