ヨーロッパ5ヶ国を巡る一人旅、55日目のこの日は、ドイツのカッセルへと足を延ばし、ユネスコ世界遺産「ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエ」を訪れました。広大な敷地と壮麗な水の芸術が織りなすこの地で、雨の中ながらも忘れられない体験をしてきました。
一人旅での世界遺産を巡るヨーロッパ5ケ国周遊旅行(全60日間)のまとめの記事です。
旅の始まり:リューデスハイムからカッセルへ
朝食はリューデスハイムのベーカリーで、焼きたてのパンを片手に一日の活力をチャージ。午前中にホテルをチェックアウトし、いざカッセルへ向かいます。
リューデスハイムからフランクフルトまではドイツ鉄道(DB)の在来線を利用。そこから、快適な高速鉄道ICEに乗り換え、目的地であるカッセル・ヴィルヘルムスヘーエ駅に到着しました。大きな荷物は駅構内のコインロッカーに預け、身軽になって世界遺産への探訪に備えます。
雨中の探訪:ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエの魅力
カッセル・ヴィルヘルムスヘーエ駅からは、トラムに乗り換えてベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエの麓まで移動。さらにローカルバスを乗り継ぎ、公園の頂上を目指しました。
公園の一番上には、象徴的なヘラクレス像がそびえ立っています。ここから、広大な公園内を散策しながら徒歩で下りていくルートが、この世界遺産の醍醐味です。残念ながらこの日はあいにくの雨。傘を差し、カメラが濡れないよう気を配りながらの撮影は、なかなか大変なものでした。
ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエは、水の芸術が有名で、特に夏期には壮大な水が流れ落ちる様子を見ることができます。雨の日でもその広大さや歴史的な造園美は感じられましたが、次回訪れる機会があれば、ぜひ晴れた日に水の演出も楽しみたいものです。
公園内には、ヴィルヘルムスヘーエ城もあり、現在は美術館として利用されているようでした。今回は時間の都合で入館は割愛しましたが、その美しい外観だけでも見ごたえがありました。
カッセルを後に、マンハイムへ
公園の麓まで下りた後、再びトラムでカッセル・ヴィルヘルムスヘーエ駅へ戻りました。カッセルの街自体は観光する時間が取れませんでしたが、世界遺産をじっくりと堪能できた充実感に満たされていました。
駅からはICEに乗り込み、この夜の宿泊地であるマンハイムへと移動。夜も遅かったため、夕食はマンハイム駅で簡単に済ませ、旅の疲れを癒すべくホテルへと向かいました。
この日はドイツの歴史と自然が融合した世界遺産「ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエ」の壮大なスケールを肌で感じることができた、ヨーロッパ旅行の中でも特に印象深い一日となりました。