一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ5ケ国周旅行57日目は、トリーア(ドイツ)から日帰りで、世界遺産「ルクセンブルク市:その古い街並みと要塞群」を訪問しました。
ルクセンブルクからトリーアに戻った後、世界遺産「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂」を観光しました。
一人旅での世界遺産を巡るヨーロッパ5ケ国周遊旅行(全60日間)のまとめの記事です。
ルクセンブルクとは
ルクセンブルク(Luxembourg)の公式名称は「ルクセンブルク大公国」(Grand Duchy of Luxembourg)であり、首都も同じ名前のルクセンブルク市です。
ルクセンブルクはベルギーやフランス、ドイツと国境を接しており、ヨーロッパの中心地に位置しています。この国は小さな面積を持ちながら、高い生活水準や経済成長を持つ国として知られています。
この国は美しい自然環境や歴史的な建造物、文化的なイベントなどを提供しており、観光地としても人気です。
世界遺産「ルクセンブルク市:その古い街並みと要塞群」とは
「ルクセンブルク市:その古い街並みと要塞群」(Luxembourg City: Its Old Quarters and Fortifications)は、ルクセンブルク市内にあるユネスコの世界遺産です。この世界遺産は、ルクセンブルク市内の歴史的な地域を対象としており、その古い街並みや要塞などが登録されています。
ルクセンブルク市は中世から続く歴史的な都市であり、その中心部には城塞や要塞が築かれました。これらの要塞は、市街地を守るための防御施設として機能していました。要塞は複数の段階で建設や改築が行われ、その歴史的な変遷が見られます。
また、ルクセンブルク市内の古い街並みも魅力的で、中世の建造物や歴史的な建築物が保存されています。これらの建物は、都市の歴史や文化を物語るものであり、ヨーロッパの中で特に保存状態が良いものとして評価されています。
この世界遺産は、ルクセンブルク市の歴史的な重要性や美しい景観を認識し、後世に伝えるために登録されました。訪れる人々には、中世の雰囲気や要塞の遺構、歴史的な建築物などを通じてルクセンブルクの歴史や文化に触れる機会を提供しています。
移動(トリーア=ルクセンブルク)
トリーア中央駅から乗り換えなしで、ルクセンブルク駅まで行けました。
ルクセンブルク駅はいかにもヨーロッパといった造りの駅舎でした。
駅から旧市街中心部までは、徒歩で15分程でした。
世界遺産「ルクセンブルク市:その古い街並みと要塞群」観光
ペトリュス渓谷に掛かるアドルフ橋を渡ると、そこはもうルクセンブルク旧市街でした。
まずはルクセンブルク市の観光案内所に行きました。ここで町を散策するための地図を入手しました。
観光案内所を出て、すぐ近くの市庁舎へ。意外に小さい建物でした。
ノートルダム大聖堂
次はノートルダム大聖堂(世界遺産)へ。内も見学できました。
大きな教会ですが、意外と質素な感じがしました。ケルンやストラスブールなどの素晴らしすぎる大聖堂を沢山見すぎたので、このように感じたのかも。
ルクセンブルク大公宮殿
門の前には衛兵がいて、時折行進してました。
生で見るとちょっと感動します。
建物自体は、これまた意外と質素で小さい宮殿でした。
ボックの砲台
次は渓谷に沿って、ボックの砲台を目指しました。
城の橋(Pont du château)を通って行きます。
町のすぐ横に深い渓谷が走る風景は、訪問してきたどの町の風景とも違う独特のものでした。
ボックの砲台からの風景も素晴らしかったです。
少し先まで行って、渓谷を下りアルゼット川沿いの道を戻りながらのんびり散策。
ペトリュス渓谷
ペトリュス渓谷を目指しました。
ペトリュス渓谷に掛かる橋がすごかったです。かなり高さがありました。
ペトリュス渓谷を軽く散策した後、鉄橋に戻り、鉄橋を上りました。
鉄橋の上からの眺めも最高でした。
駅までの帰り道、マクドナルドがあり覗いてみたのですが、メニューの値段がドイツよりかなり高かったです。
移動(ルクセンブルク=トリーア)
ルクセンブルクからトリーアまで鉄道で向かいます。
ルクセンブルクから戻った後、トリーアを観光しました。
世界遺産「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂」とは
「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂」(Roman Monuments, Cathedral of St. Peter and Church of Our Lady in Trier)は、ドイツのトリーアにあるユネスコの世界遺産です。この世界遺産は、古代ローマ時代から中世までの歴史的な建造物と建築物を対象としています。
トリーアは、古代ローマ時代には「アウグスタ・トレヴォルム(Augusta Treverorum)」として知られ、ローマ帝国の一部でありながら重要な都市でした。この街にはローマ時代の建築物が数多く残されており、世界遺産に登録された要素としては以下の3つが含まれています:
- ローマ遺跡群:古代ローマ時代の遺跡や建築物が含まれており、アンフィテアトルム(円形闘技場)、ローマ浴場跡、ローマ橋などが挙げられます。これらの遺跡は古代の都市の姿や生活を伝えています。円形劇場、モーゼル川の橋、バルバラの浴場、イゲルの円柱、ポルタ・ニグラ、皇帝浴場、アウラ・パラティナ / バシリカなど。
- 聖ペテロ大聖堂(トリーア大聖堂):トリーア大聖堂は、ローマ時代の建物の一部を利用して建設された中世の大聖堂です。古代ローマの建材が組み込まれており、建築史的にも興味深い要素を持っています。
- 聖母聖堂(リーベフラウエン教会):聖母聖堂は、ロマネスク様式の教会であり、トリーアで最も古い教会の一つです。歴史的な宗教建築物として価値があります。
この世界遺産は、トリーアの歴史的な重要性とその多様な時代の建築物が、文化遺産として評価されているものです。訪れる人々には、古代ローマの遺跡から中世の宗教建築まで、多様な歴史的な側面を体験する機会が提供されています。
世界遺産「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂」観光
トリーアの世界遺産は市街に集まっているので、徒歩で回りました。
ポルタニグラ
トリーア中央駅からポルタニグラへ。
ポルタニグラはローマ帝国時代の城門です。かなり大きく、往時の繁栄を忍ばせます。
聖ペテロ大聖堂と聖母聖堂
次は聖ペテロ大聖堂と聖母聖堂へ。
この2つの教会は隣り合って建っています。聖ペテロ大聖堂は、司教座聖堂だけあってかなり大きく立派な建物です。彫刻も見事です。
聖母聖堂は大聖堂のすぐ隣にあり、付属の教会のように見えました。
皇帝大浴場
次は皇帝大浴場へ。
中には入れなかったので、外から見学しました。
円形劇場(アンフィテアトルム)
次は円形劇場(アンフィテアトルム)へ。
残念ながら、閉園間際で入場はできませんでしたので、外から見学。外からだ劇場の大きさが良く分からなかったです。
パラストガルテン
次はパラストガルテンへ。
フランス式庭園のような幾何学的に配置された庭園でした。
夕食~宿泊
一旦ホテルに戻り、休息。
駅近くのショッピングセンターで夕食。
ホテルに戻り、翌日のホテルの予約などをして就寝。
初稿:2013/10/07