ヨーロッパ世界遺産旅行記107日目、ブルガリア10日目は、世界遺産「ピリン国立公園」にあるヴィフレン山を登頂します。
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世界遺産「ピリン国立公園」とは
ピリン国立公園は、ブルガリア南西部にある国立公園です。1962年に設立され、2000年に世界遺産に登録されました。ピリン国立公園は、ブルガリアで最も古い国立公園であり、ブルガリアで最も美しい国立公園のひとつです。ピリン国立公園は、ブルガリアの南西部、ソフィアから約160km、ブラゴエヴグラトから約40kmに位置しています。面積は262,000ヘクタール、そのうちの66,000ヘクタールは原生林です。ピリン国立公園は、多くの山々で構成されています。ピリン国立公園は、その美しい自然と豊かな生態系で知られています。ピリン国立公園には、約1500種の植物、約1000種の動物が生息しています。ピリン国立公園は、ハイキング、トレッキング、登山、キャンプなどのアクティビティを楽しむことができる人気の観光地です。
ヴィフレン山
ヴィフレン山は、ブルガリアのピリン山脈にある山です。標高は2914メートルで、ブルガリアで2番目に高い山です。ヴィレンは、ピリン国立公園の中心部に位置しています。山頂からは、ピリン山脈の美しい景色を眺めることができます。ヴィレンは、ハイキングや登山で人気のスポットです。
ヴィフレン山の行き方
バンスコから登山口となるヴィフレン山小屋(Vihren Chalet)標高1,981メートルまで、バスで行きます。
ヴィフレン山小屋(Vihren Chalet)より先はトイレはありません。登山客が多く、女性用トイレは長い行列ができています。往復で3~5時間の登山になります。
鎖場などはないので、基本初心者向けの登山/トレッキングです。ただ岩場・石場なのでそこの硬いトレッキングシューズが欲しいです。
ヴィフレン山登頂
2016年8月、ブルガリアのピリン国立公園にある世界遺産のヴィフレン山に登頂しました。
世界遺産巡りの一環ということで登頂にトライしました。世界遺産でなければ、登りません。
ヴィフレン山小屋(Vihren Chalet)から山頂を目指しました。
トレッキングの準備について
2000mを超える登山なんて何年ぶりでしょうか?ちょっと記憶にないです。
登る前は結構ドキドキでした。素人でも登れるのか?どんな服装で登るのか?食事や非常食、水はどのくらい持っていけばよいのか?
登山なんてやったことがないのですべてが分からないことだらけでした。この登山のためだけに、一応日本からはユニクロのヒートテックの長袖とスパッツは用意していきました。(登山やトレッキングでヒートテックを推奨している記述ではありません)
ヴィフレン山登頂当時は、ヒートテックが登山やトレッキングに不向きであることを知りませんでした。今はトレッキングでメリノウールを着ています。
残念ながらトレッキングシューズは持っていけませんでしたので、ジョギングシューズで挑戦しました。
遭難が心配だったので、無理して頑張らないことだけ心がけてました。
いざ登頂開始
ブルガリアでは人気の山のようで沢山の方が登山に来てました。ブルガリアの富士山といった感じですね。
登山道は、途中でいくつかの分岐がありますが、標識が整っているので迷うことはありません。登山道は、比較的整備されており、難易度は高くありません。
それでも素人には登りも下りもかなり大変でした。登山道は石がゴロゴロしていて、靴底の柔らかいジョギングシューズで上るとかなりきつかったです。それでも何とか山頂までたどり着きました。
山頂到着
山頂に到着すると、息を呑むような景色が広がりました。ピリン山脈の山々や、遠くにはブルガリアの首都ソフィアまで見渡すことができました。天気もすこぶる良くて、3000m級の山頂からの眺めは最高でした。
いつまでも山頂からの景色を見ていたかったのですが、帰りのバスの時間がありますので1時間ほど山頂でのんびりした後、山小屋に下山しました。山小屋では、地元の料理やワインを楽しみ、疲れを癒しました。
めちゃめちゃ疲れましたが、ヴィフレン山登頂は、とても素晴らしい経験でした。ピリン国立公園の美しい自然と、登頂の達成感は忘れられないものになりました。次は富士山に登ってみたいですね。