欧州旅行記59日目 世界遺産「水銀の遺産アルマデンとイドリヤ」を観光

2023年8月17日木曜日

スペイン ヨーロッパ6ケ国周遊旅行記 産業遺産 世界遺産

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世界遺産「水銀の遺産アルマデンとイドリヤ」
写真提供 Takashi Images

一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ6ケ国周遊旅行59日目、スペイン27日目は、世界遺産「水銀の遺産アルマデンとイドリヤ」を観光しました。

一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ6ケ国周遊旅行のまとめページはこちらです。

世界遺産「水銀の遺産アルマデンとイドリヤ」とは

水銀の遺産アルマデンとイドリヤ

「水銀の遺産アルマデンとイドリヤ」(Heritage of Mercury. Almadén and Idrija)は、UNESCOによって世界遺産として登録されている、スペインのアルマデン(Almadén)とスロベニアのイドリヤ(Idrija)にそれぞれ残る水銀鉱山と、それらに関連する旧市街や産業遺産群を対象とした世界遺産で、いわゆる産業遺産です。

アルマデンはスペインの都市であり、世界で最も重要な水銀鉱山の一つが存在しています。ここでの水銀の採掘は古代から行われ、特に16世紀から18世紀にかけては水銀が重要な商業的な鉱産物となりました。アルマデンの水銀鉱山は、地下の坑道や鉱山関連の建造物が保存されており、その歴史的価値が認められています。

イドリヤはスロベニアの都市で、こちらも水銀鉱山の遺産があります。イドリヤの水銀鉱山は、アルマデンと同様に長い歴史を持ち、特に18世紀から19世紀にかけて重要な水銀の産地でした。イドリヤの水銀鉱山も坑道や関連施設が保存されており、その歴史的・技術的価値が評価されています。

これらの遺産は、水銀採掘の歴史、技術、労働者の生活、社会的影響など、水銀産業の多様な側面を物語るものとして、UNESCOの世界遺産リストに登録されました。また、水銀の採掘や利用が環境への影響を持つことも考慮され、これらの遺産は文化的・環境的な価値の両面から保護されています。

このうちスペインのアルマデンを訪問しました。

一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ6ケ国周遊旅行で訪問した全世界遺産を以下の記事で一覧表にまとめています。

移動(シウダー・レアル=アルマデン)

午前中、シウダー・レアルのホテルをチェックアウト。バスでアルマデンへ向かいます。

世界遺産「水銀の遺産アルマデンとイドリヤ」

アルマデン到着後、ホテルにチェックイン。

徒歩でアルマデン散策へ向かいます。

アルマデンの世界遺産には水銀鉱山や精錬プラント、労働者用の病院や闘牛場などが旧市街に点在しているのですが、観光客はほとんどいませんでした。

アルマデン鉱山公園

「Almaden Mining Park(アルマデン鉱山公園)」
写真提供 Takashi Images

「Almaden Mining Park(アルマデン鉱山公園)」は、スペインのアルマデン(Almadén)にある歴史的な鉱山地域を活用した公園です。アルマデンは世界でも有名な水銀鉱山の一つがある場所であり、その歴史的な価値と重要性から、アルマデン鉱山公園は観光、教育、文化活動などの目的で訪れる人々に向けて整備されています。

アルマデン鉱山は長い歴史を持ち、水銀の採掘が古代から行われてきました。この鉱山はスペイン国内外からの関心を集め、16世紀から18世紀にかけてはスペイン帝国の経済的重要拠点でした。水銀は鉱山の他にも医療や産業などで使用され、国際的な貿易にも影響を与えました。

アルマデン鉱山公園は、この歴史的な遺産を守りつつ、観光客に鉱山の歴史や技術、文化的な側面を体験できる場所として整備されました。公園内には、鉱山の坑道や建造物が保存されており、ガイド付きツアーや展示が行われています。訪問者は、鉱山労働者の生活や作業条件、水銀採掘のプロセスなどを学びながら、この重要な歴史的遺産に触れることができます。

アルマデン鉱山公園は、アルマデンの水銀鉱山を通じて歴史や文化を伝える場として、地域の観光振興や教育活動に貢献しています。この公園は、世界遺産「水銀の遺産アルマデンとイドリヤ」の一環として、その価値を広く知らしめる役割も果たしています。

水銀鉱山は整備されガイドツアーもありそこそこ観光化はされていましたが、宮殿や大聖堂のような一目でわかる派手さがなかったです。一言でいうと地味。経験からいうと産業遺産は割とどこも地味で閑散としていることが多いですね。

アルマデン闘牛場(Plaza de Toros de Almadén)

アルマデン闘牛場(Plaza de Toros de Almadén)
写真提供 Takashi Images

アルマデン闘牛場(Plaza de Toros de Almadén)は、スペインのアルマデン(Almadén)にある闘牛場です。アルマデンは主に水銀鉱山で知られていますが、この地には歴史的な闘牛場も存在します。

アルマデン闘牛場は、19世紀に建設された歴史的な建物で、スペインの闘牛文化と関連しています。闘牛場は、闘牛イベントや祭り、伝統的な闘牛ショーなどが行われる場所として使用されています。スペインでは、闘牛は文化的なイベントとして扱われており、多くの地域で闘牛場が存在します。

アルマデン闘牛場も、その歴史的な価値とスペインの闘牛文化への貢献から、地域や観光客に愛される場所となっています。闘牛場は建築的な特徴や闘牛に関する展示物などを通じて、訪れる人々にスペインの闘牛文化を紹介し、理解させる役割も果たしています。

ただし、闘牛は賛否両論がある文化的な実践であり、動物愛護や倫理的な観点から議論が交わされています。闘牛に対する態度は地域や個人によって異なるため、闘牛場の存在にはさまざまな意見が存在します。

アルマデンの良かった点

かなり地味な世界遺産ですが、悪いことばかりではなかったです。人が少ないので写真は撮り放題です。個人的にはこういったマイナーな世界遺産は好きですね。

ちょっとアクセスは良くないですが、アルマデンへは鉄道とバスを乗り継いでマドリードからも行けますので、産業遺産や観光化y九のいない世界遺産に興味のある方におすすめです。

初稿:2018/03/08

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