欧州旅行記55日目 世界遺産「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」観光

2023年8月30日水曜日

スペイン ポルトガル ヨーロッパ6ケ国周遊旅行記 世界遺産

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世界遺産「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」
写真提供 Takashi Images

一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ6ケ国周遊旅行55日目、スペイン23日目は、スペインのメリダから日帰りで、ポルトガルの世界遺産「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」を訪問しました。

一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ6ケ国周遊旅行のまとめページはこちらです。

世界遺産「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」とは

世界遺産「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」
写真提供 Takashi Images

「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」は、ポルトガルのエルヴァス市に位置する世界遺産です。この遺産は、歴史的な要塞群と防衛施設を含む都市の特異な防御システムを保持しています。

エルヴァスは、歴史的に国境地帯に位置し、スペインとの境界に接していました。その戦略的な位置から、防御施設が数世紀にわたって築かれ、強化されました。これには城壁、要塞、塔、砦などが含まれ、都市全体が包囲されるように構築された防衛システムが特徴です。

要塞群は、エルヴァスの地理的特徴に合わせて配置され、市の周囲には防壁が広がり、市内部には城塞や要塞が存在します。これらの施設は、中世から近代にかけての戦争や攻防戦の歴史を物語り、その建築様式や機能が見る者に過去の時代を想起させます。

「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」は、ヨーロッパの歴史的な防衛施設の保存状態が非常に良い例とされており、その建築と歴史的価値が評価されて世界遺産に登録されました。この遺産は、ポルトガルとスペインの歴史的な対立や国境地帯の物語を反映し、その風景と建築が訪れる人々にその歴史の一端を伝えています。

構成資産

世界の構成資産は以下の通りです。

  1. 1367-001 アモレイラの水道橋
  2. 1367-002 歴史地区
  3. 1367-003 サンタ・ルジア要塞と舗装道路
  4. 1367-004 グラサ要塞
  5. 1367-005 サン・マメデ小要塞
  6. 1367-006 サン・ペドロ小要塞
  7. 1367-007 サン・ドミンゴス小要塞

一人旅で世界遺産を巡るヨーロッパ6ケ国周遊旅行で訪問した全世界遺産を以下の記事で一覧表にまとめています。

世界遺産「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」の行き方

午前中にメリダ(スペイン)のホテルをチェックアウト、荷物(キャリーケース)をホテルに預けて、エルヴァス(ポルトガル)へ向かいます。

行き方は以下の通りです。

  • メリダ(スペイン)=バダホス(スペイン):バス
  • バダホス(スペイン)=エルヴァス(ポルトガル):バス

パスポートコントロール

バダホス(スペイン)=エルヴァス(ポルトガル)間は、陸路での越境です。パスポートコントロールはありません。

スペインとポルトガルの時差

スペイン夏時間(UTC+2)とポルトガル夏時間(UTC+1)には、1時間の時差があります。バスの時間には注意し、乗り遅れなどがないようにしましょう。

世界遺産「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」観光

エルヴァスのバスターミナル(Terminal Rodoviário de Elvas)は、エルヴァスの歴史地区とサンタ・ルジア要塞の間にあります。バスターミナルから徒歩でエルヴァスの歴史地区へ向かいます。

世界遺産「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」
写真提供 Takashi Images

エルヴァスの歴史地区は、周りを城壁で囲んだ巨大な要塞都市になっています。城壁の中に歴史地区が広がっています。

サンタ・ルジア要塞

サンタ・ルジア要塞
写真提供 Takashi Images

後ろを振り返ると、遠くの丘の上に世界遺産のサンタ・ルジア要塞が見えます。

エルバスの歴史地区散策

歩き始めると、古い城壁に囲まれたエルヴァスの美しい風景が目に飛び込んできました。その壁は、歴史の中で何度も攻撃と守りの舞台となったことを物語っているようでした。道沿いには、防衛のための塔や要塞が立ち並び、その歴史的な価値を感じることができました。

街の中に入ると、石畳の小道が迷路のように続いています。歩いていると、かつての戦いや防衛のために築かれた建造物の数々が現れ、その重要性と歴史的な背景に思いをはせました。建物のディテールには、時の流れを感じさせる痕跡がありました。

要塞や城塞の中に足を踏み入れると、当時の人々がどのようにしてこの場所を守ってきたのか、その努力と勇気が伝わってきました。要塞の壁からは、遠くに広がる美しい風景が広がっており、戦いと美しさが不思議な調和をなしていることを感じました。

散策の途中で、地元の人々とも交流することができました。彼らからは、この場所が彼らにとってどれほど重要であり、歴史と共に生きていることを伺うことができました。彼らの語る話に耳を傾けると、この地域の歴史が今もなお息づいていることを実感しました。

エルヴァスの国境防衛都市と要塞群は、歴史の一端を肌で感じることができる素晴らしい場所でした。その建築や風景は、過去と現在が交差する場所として、歴史好きな私にとっては魅力的な体験となりました。

セビリアへ移動

メリダへ移動

エルヴァス観光の後、メリダへ戻ります。

往きと同様、バスに乗ってエルヴァス=バダホス=メリダのルートで戻ります。

バス待ちで、バダホスのバスターミナルのバルで軽食を食べます。

メリダからセビリアへ移動

メリダのホテルに戻り、荷物(キャリーケース)をピックアップ。

バスで、セビリアへ向かいます。

この日はセビリアに宿泊です。

初稿:2018/03/04

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