【美術館】ルーヴル美術館(パリ):絶対見ておくべきポイントを徹底解説

2023年8月4日金曜日

フランス 文化芸術

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ルーヴル美術館

ルーヴル美術館は芸術と歴史の宝庫であり、パリを訪れる際には必見の観光スポットとなっています。美術に興味のある方はもちろん、歴史や文化を感じたい方にもおすすめの場所です。見所を絞り、絶対見ておくべきポイントを徹底解説します。

ルーヴル美術館とは

ルーヴル美術館は、フランスの首都パリにある世界的に有名な美術館です。ルーヴル美術館は元々城塞として建設されたルーヴル宮殿を利用しており、その歴史は古く、12世紀にさかのぼります。現在は世界最大級の美術館として知られており、世界中から多くの観光客や美術愛好家が訪れます。

ルーヴル美術館には約38万点に及ぶ美術品が収蔵されており、古代エジプト、古代ギリシャ・ローマ、ルネサンス期の芸術から近現代まで、さまざまな時代や地域のアートが展示されています。特に有名な作品としては、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」や「ヴィーナス・ド・ミロ」、ミケランジェロの「瀕死の奴隷」などがあります。

美術館の展示は非常に豊富で多様なため、一度の訪問ではすべての作品を見ることは難しいかもしれません。しかし、美術館の魅力的な建物や歴史的な雰囲気を楽しむだけでも十分に満足できる場所です。また、美術館内にはミュージアム・ショップやカフェもあり、観光客の利便性を考慮した施設が充実しています。

ルーヴル美術館は芸術と歴史の宝庫であり、パリを訪れる際には必見の観光スポットとなっています。美術に興味のある方はもちろん、歴史や文化を感じたい方にもおすすめの場所です。

エルミタージュ美術館(ロシア)、 メトロポリタン美術館(アメリカ)とあわせて、「世界三大美術館」と呼ばれています。

余りに広すぎて1日では回りきれなくて、2日通いました。詳細の旅行記は以下の記事をご覧ください。

「パリミュージアムパス」が便利でオトク

ルーヴル美術館に行くなら、パリ美術館共通パス「パリミュージアムパス」が便利でオトクです。

ルーヴル美術館のコレクションは膨大で、1日では回り切れません。初めて個人旅行で訪問する人は2日間以上通っています。その場合、「パリミュージアムパス」がかなりオトクです。

「パリミュージアムパス」の優先入場も便利です。ルーブル美術館は、入場するのに1時間待ち2時間待ちが当たり前です。「パリミュージアムパス」であれば優先入場できてスムーズです。

まず見るべきは「ルーヴルの3大至宝」

ルーヴル美術館には数多くの素晴らしい展示品がありますが、特に有名で称賛されている「3大至宝」は以下の作品です:

  1. モナ・リザ (La Gioconda):レオナルド・ダ・ヴィンチによる絵画で、ルーヴル美術館の最も有名な作品の一つです。
  2. ミロのヴィーナス (Vénus de Milo):古代ギリシャの彫刻で、美しい女性の像であることで広く知られています。
  3. サモトラケのニケ (La Victoire de Samothrace):古代ギリシャの彫刻で、翼のある勝利の女神を描いた像です。

これらの作品はルーヴル美術館の主要なアトラクションであり、多くの訪れる人々を魅了しています。

モナ・リザ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)

モナ・リザ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)

モナ・リザは、ルネサンス期のイタリアの巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた絵画で、ルーヴル美術館の最も有名な作品の一つです。

この絵画の魅力的な点は、まずその謎めいた微笑です。モナ・リザの表情はどこか不思議で、観る者を惹きつけます。レオナルド・ダ・ヴィンチは、自然の中に見られる微細な感情を完璧に捉え、絵画に表現することで、このような魅力的な作品を生み出しました。

また、絵画の背景には美しい風景が描かれており、繊細な手法で描かれた光と影が、絵画に深い立体感と豊かな雰囲気を与えています。

さらに、モナ・リザのポーズや衣装も独特で、当時の女性の普段着ではなく、洗練された衣装を身に着けた姿が描かれています。これによって、彼女が一般の女性ではなく、特別な存在であることを強調しています。

モナ・リザは小さなサイズにもかかわらず、その緻密な描写と芸術的な価値によって、世界中で最も有名な絵画の一つとして名高い作品です。ルーヴル美術館の壁に掛けられ、多くの観光客がその美しさを堪能しています。モナ・リザの謎めいた微笑とレオナルド・ダ・ヴィンチの巧みな技術は、現代でも多くの人々の心を魅了し続けていると言えるでしょう。

「世界三大絵画」

モナ・リザは「世界三大絵画」の一つとしても広く知られています。

「世界三大絵画」として認知される作品は以下の通りです:

  1. モナ・リザ(La Gioconda):レオナルド・ダ・ヴィンチによる絵画で、ルーヴル美術館に所蔵されています。
  2. ラス・メニーナス(Las Meninas):ディエゴ・ベラスケスによる絵画で、プラド美術館に所蔵されています。スペインのバロック美術の代表作とされています。
  3. 夜警(The Night Watch):レンブラント・ファン・レインによる絵画で、オランダの国立美術館、リイクスムセウムに所蔵されています。オランダのバロック絵画の傑作として知られています。
  4. オルガス伯の埋葬(The Burial of the Count of Orgaz):エル・グレコによる絵画で、スペインのトレドにあるサント・トメ教会に所蔵されています。宗教的なテーマを描いた作品であり、エル・グレコの個性的なスタイルと表現力が際立っています。

これらの作品は美術史上において特に重要な位置を占めており、世界中の美術愛好家によって称賛されています。選者により、1,2,3と1,2,4とする例が多いです。

全部見ましたが、どれも素晴らしい作品です。2と4は撮影禁止です。

ミロのヴィーナス

ミロのヴィーナス(Vénus de Milo)は、古代ギリシャの彫刻であり、美術史上でも特に有名な作品の一つです。この彫刻は紀元前130~100年頃に制作されたとされており、ミロス島の古代都市ミロス(現在のミロ)で発見されたことからこの名前がついています。現在はフランスのパリにあるルーヴル美術館に所蔵されています。

ミロのヴィーナスは大理石で制作されており、身長約203cmの立像であることが特徴です。この彫刻は女性の裸体を表現しており、両手を身体の前で交差させている姿が美しく彫られています。特にその曲線美や滑らかなラインが称賛されており、古代ギリシャの芸術の傑作として高く評価されています。

ミロのヴィーナスは、ギリシャ美術の代表作として世界的に有名であり、古代ギリシャの女神アフロディーテ(ヴィーナス)を象徴的に表現したものとされています。その美しい姿と優雅なポーズは、現代でも多くの人々に感銘を与え続けています。ミロのヴィーナスは、ルーヴル美術館を訪れる観光客の間でも人気のある作品であり、美術愛好家にとっても必見の名品とされています。

サモトラケのニケ

サモトラケのニケ(La Victoire de Samothrace)

サモトラケのニケ(La Victoire de Samothrace)は、古代ギリシャの彫刻であり、美術史上でも特に有名な作品の一つです。この彫刻は紀元前2世紀後半に制作されたとされており、現在はフランスのパリにあるルーヴル美術館に所蔵されています。

サモトラケのニケは大理石で制作されており、高さ約244cmの立像であることが特徴です。この彫刻は翼のある勝利の女神ニケ(ニーキー)を表現しており、岩の上に立つ女性の姿が迫力ある造形で彫られています。両手には優雅に広げた翼が描かれており、風に吹かれるような躍動感が感じられます。

サモトラケのニケは、ギリシャ美術の傑作として世界的に有名であり、古代ギリシャの芸術の最高峰とされています。この彫刻は、紀元前190年頃にギリシャのサモトラケ島で発見されたことからこの名前がついています。その後、フランスの考古学者が19世紀にルーヴル美術館に移され、美術史上の名品として広く認知されるようになりました。

サモトラケのニケは、その力強く美しい姿と緻密な彫刻技術によって多くの人々に称賛されています。ルーヴル美術館に展示されるこの傑作は、美術愛好家や観光客にとって必見の作品として知られています。

「ルーヴルの3大至宝」の位置関係

モナリザ、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケの展示場所は結構離れています。時間に余裕を持って鑑賞しましょう。

絵画以外のルーヴルの見所

ルーヴル美術館は絵画や彫刻がすばらしいですが、それ以外の展示もすばらしいです。

ピュジェの中庭

ピュジェの中庭(Cour Puget)は、フランスのパリにあるルーヴル美術館内に位置する中庭です。これはルーヴル美術館の一部であり、美術館の建物内部にある広場のようなスペースです。

ピュジェの中庭は、フランスの建築家アンリ・ルソー=ピュジェ(Henri Labrouste-Puget)によって19世紀に設計されました。庭自体は石で舗装され、周囲には美しいアーチと柱が配置されています。中庭は美術館内部のいくつかのエリアを結ぶ交差点のような役割も果たしており、美術館内の移動に便利な場所としても利用されています。

ピュジェの中庭は、美術館内の美しい建築やアート作品と一緒に観賞されることができるため、美術館の魅力を一層高めています。訪れた人々は、中庭で休憩しながら美術館の雰囲気を楽しむことができます。美術館内部の中庭は、美術愛好家や観光客にとってリラックスできる空間であり、美術館の観光体験をより豊かにしてくれる場所として愛されています。

ナポレオン3世のアパートメント

ナポレオン3世のアパートメント(The Apartments of Napoleon III)は、フランスのパリにあるルーヴル美術館内にある歴史的な宮殿の一部です。

ナポレオン3世のアパートメント(The Apartments of Napoleon III)

ナポレオン3世は、フランスの皇帝として1852年から1870年まで統治していた人物であり、彼の統治期間中にルーヴル宮(現在のルーヴル美術館)の一部を自身のアパートメントとして使用しました。

これらのアパートメントは、ナポレオン3世の居住用として使われた場所であり、彼の個人的な空間や政治的な活動の拠点となっていました。アパートメントには、ナポレオン3世の寝室や書斎、客間などが含まれていました。

ナポレオン3世のアパートメントは、美術館の一般公開エリアの一部として保存されており、観光客はこれらの部屋を見学することができます。アパートメント内には、ナポレオン3世が当時使用していた家具や調度品、装飾品などが展示されており、当時の雰囲気を垣間見ることができます。

これらのアパートメントは、歴史的な価値や美術的価値が高く、ナポレオン3世の統治期間を知る上で貴重な場所とされています。ルーヴル美術館を訪れる際には、ナポレオン3世のアパートメントも是非見学してみることをおすすめします。

ミュージアム・ショップ

ルーヴル美術館の館内には何か所かミュージアム・ショップがあります。

ルーヴル美術館の館内には何か所かミュージアム・ショップがあります

これらのショップは美術館内の異なるエリアに位置しており、美術館の展示物に触発されたアート関連の商品や書籍、ポスター、美術品のレプリカなどを取り扱っています。

また、これらのミュージアム・ショップはインテリア・デザインにもこだわっており、美術館の雰囲気を反映したスタイリッシュで洗練されたデザインが特徴です。壁には美術館のコレクションから選ばれた美しい絵画のレプリカが飾られていることもあります。ショップ内は明るく広々とした空間で、美術館での鑑賞体験をさらに一層楽しむことができます。

こうしたミュージアム・ショップでは、独自のアート作品や美術品、文具、アクセサリー、ポストカードなどが販売されているため、観光客や美術愛好家にとって素敵なお土産や記念品の購入場所として人気があります。さらに、美術館の展示物に興味を持ったり、芸術に触れる楽しみを持ち帰ることができるのもミュージアム・ショップの魅力の一つです。

ルーヴル・逆ピラミッド

ルーブル・逆ピラミッドは、美術館の地下にある入り口の上に位置しています。逆ピラミッドはガラス製で、正面から見ると広がるような逆さまのピラミッドの形をしています。この建物は、ルーヴル美術館の改装プロジェクトの一環として建てられました。

ルーヴル・逆ピラミッドは美術館の地下入り口の上に設置されているため、美術館への入り口として機能するだけでなく、地下の通路を明るく照らす役割も果たしています。また、美術館の外観に独特なアート的な要素を加えることで、美術館の象徴的なシンボルとしても知られています。

この建物はショッピングセンター「カルーゼル・デュ・ルーヴル」内にあるため、観光客が美術館のアートを鑑賞するだけでなく、ショッピングやレストランを楽しむこともできる便利なスポットとして人気を集めています。

掲載している写真はシャッターストックにて販売しています。

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